公輝「苦しまないで一体何が出来ると言うんだ！未来を切り開くため、誰かを守るために苦痛が必要というのなら、俺はいくらでもそれを引き受ける！だけど、その痛みを弱くても懸命に生きようとしてる人たちにまで強いるような考え方を、認めるわけには行かない！」 　大日本帝国海軍戦技研真城ヶ原戦隊に所属する、真城ヶ原少佐（現・大佐）の懐刀とも言うべき人物。真城ヶ原を尊敬し、絶対の忠誠を誓っている。 　戦災によって身寄りを失い、真城ヶ原家に引き取られる形で養子となってのち、その援助の元海軍へ入隊。海斗とともに沖田俊蔵大佐（現・元帥）のもと、一端の海の男として徹底的にしごき抜かれ、鍛え抜かれる。 　その後、土方裕二大佐（現・中将）の元で実戦をいくつも経験し、若いながらも有能な下士官として成長。のちに真城ヶ原海斗の誘いを受け戦技研に移動、真城ヶ原戦隊にて艦娘の指揮官となる。 　温厚な人柄で知られ、水兵としての経験もあることから現場主義が徹底しており、部下をとても大切にする。気さくに話す気の良さを見せる一方で仕事にはシビアで、説明のできない失敗については厳しく当たることもある。 　その厳しさは自己に対しても例外ではなく、そのため部下からも上官からも信頼が厚い。 　指揮下にある艦娘は吹雪型駆逐艦娘の吹雪、美雪、初雪、白雪、叢雲。軽巡洋艦娘に川内、那珂、神通と、機動力にたける編成となっている。 　全くの余談だが、のちに真城ヶ原と姓を変え真城ヶ原公輝となる。

　海の男は一度艦に乗ると月単位で帰らないことがほとんどである。その間、留守となる家は妻が守らなければならない。 　式の日取りも決まり、いよいよ二人の結婚が間近に迫った頃に撮られた写真。これが、海斗と鮎葉が一緒に写った最後の写真となった。 　この数日後に海斗は海へと戻り、次に本家に戻る2ヶ月後に鮎葉の身に起こった悲劇の真相を知ることになる。

兎に一目ぼれした自称海の男が使用する水中戦用海賊型カプセルユニット。使用者が「欲しいものはどんな手を使っても手に入れる」を信条にしている為卑怯な手を使う事が多いが実力はある。各所にデザインされた髑髏は「千里眼形態」においてセンサーの役割を果たし例え深海や暗闇であっても視界を妨げられる事はない。本体は非常に豪快でかつ大雑把で細かい事は気にしない良くも悪くも男気溢れる性格。