春過ぎて夏来にけらし白妙の　衣干すてふ天の香具山 はるすきてなつきにけらししろたへの　ころもほすてふあまのかくやま

村雨の露もまだ干ぬまきの葉に　霧立ちのぼる秋の夕暮 むらさめのつゆもまたひぬまきのはに　きりたちのほるあきのゆふくれ

浅茅生の小野の篠原忍ぶれど　あまりてなどか人の恋しき あさちふのをののしのはらしのふれと　あまりてなとかひとのこひしき

忍ぶれど色に出でにけりわが恋は　ものや思ふと人の問ふまで しのふれといろにいてにけりわかこひは　ものやおもふとひとのとふまて

義孝さん好きすぎて(ﾉω`*) あ、業平さんは愛してる＾ｐ＾

心にもあらで憂き夜に長らへば　恋しかるべき夜半の月かな こころにもあらてうきよになからへは　こひしかるへきよはのつきかな

夕されば門田の稲葉訪れて　蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く ゆうされはかとたのいなはおとつれて　あしのまろやにあきかせそふく

嵐吹く三室の山のもみぢ葉は　竜田の川の錦なりけり あらしふくみむろのやまのもみちはは　たつたのかはのにしきなりけり

百敷や古き軒端のしのぶにも　なほ余りある昔なりけりももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほあまりある むかしなりけり

百人一首暗記も基本らしいです。

秋風にたなびく雲のたえ間より　漏れ出づる月の影のさやけさ あきかせにたなひくくものたえまより　もれいつるつきのかけのさやけさ

高砂の尾の上の桜咲きにけり　外山のかすみ立たずもあらなむ たかさこのをのへのさくらさきにけり　とやまのかすみたたすもあらなむ

憂かりける人を初瀬の山おろしよ　激しかれとは祈らぬものを うかりけるひとをはつせのやまおろしよ　はけしかれとはいのらぬものを

瀬をはやみ岩にせかるる滝川の　われても末に逢はむとぞ思ふ せをはやみいわにせかるるたきかはの　われてもすゑにあはむとそおもふ

君がため　惜しからざりし　命さへ 　　　長くもがなと　思いけるかな　(藤原義孝 ※りんちゃんといつまでも一緒に居たいよ… リンちゃん誕生日オメデトウ！

きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに　衣かたしきひとりかも寝む きりきりすなくやしもよのさむしろに　ころもかたしきひとりかもねむ

奥山に もみぢふみわけ 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋はかなしき

玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば　忍ぶることの弱りもぞする たまのをよたえなはたえねなからへは　しのふることのよはりもそする

有馬山猪名の篠原風吹けば　いでそよ人を忘れやはする ありまやまゐなのささはらかせふけは　いてそよひとをわすれやはする

春の夜の夢ばかりなる手枕に　かひなく立たむ名こそをしけれ はるのよのゆめはかりなるたまくらに　かひなくたたむなこそをしけれ