最早佐久良にとっても、この世界にとっても猶予は無かった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一刻も早く「奴」は斃されなければならない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　確実に、完全に跡形も無く討ち滅ぼさなければならない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こあは力強くそう断言した。

だが彼女は「いつか」は「こういう時」が来る事も分かってはいた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世界を相手に戦争していた時から「いつか」は「誰かの命」を「奪う立場」に立つ日が来るという事を。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして遂に「その時」は来た。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　来てしまったのだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女は今まで頑なに避けていたこの「選択」をいよいよ迫られ、そして「避ける事」が決して許されない「瀬戸際」に今立たされていた。

何よりも自分も含め佐久良の事を思う者達の気持ちを蔑ろにするかの如き姿勢がどうにも彼女には憤懣やるかたない気持ちにさせていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　例え佐久良の「決意」が皆を護る為のものであると分かっているとしてもだ。

身体に傷は一切負っていない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　むしろまだまだ体力も魔力も十分にあった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし、今の「彼女」に戦う力は微塵も無かった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何よりその「心」にこれ以上ない程に「深刻なダメージ」（意味深）を受けてしまったのだから（迫真）

ミユキは改めてぐりあに「これ」は正真正銘自身がここまでの「覚悟」を決めた上で行った事であると告げる。

まさか、まさかのパトランプの「陥落」（汗）に動揺するポリ組。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とりわけ「彼女」のショックは想像以上に大きかった。

ライジングサンの大炎上の中を歩くフェイタンさんの影

痛みを返すぜ(ぜすえかをみたい)

灼熱に変えて…ペインパッカー！ ヒャハハハハ！ヒャハハハハハハハハ！

痛みを返すぜ