・ 転生モンスターの名前：ラスボストロール ・ 転生元のモンスター名：ボストロール ・ 特徴や簡単なストーリー：おやつ代わりにまりょくのたねを食いすぎた ボストロールが魔法を使えるようになって調子に乗っている姿。 メラガイアーやイオグランデなど強力な呪文を操るがＭＰが少ないので すぐ使えなくなり結局手にしたロッドで殴りかかってくる。

「暑い時は下手に外を歩くよりも、涼しい図書館に行くのが一番！」 「近頃は軽食も売ってて本読みながらお茶できるのが、雰囲気満点で最高よねえ」 「……そのわりに、全然書棚には手をつけてないみたいだけど？　大学生たち」 「食べ終わったら勉強するに決まってるでしょ、ハク姉」 「そうそう、これから勉強するんだからその前に腹ごしらえ、ねえミク？」 「そう言いながらふたりともやったためしない気がするのよー。私には人間の書物なんて簡単すぎてつまらないから、おやつのマグロを堪能するのよー」 「おやおや、こんな時だけクリーチャーぶっちゃて。こういうところで出るマグロなんて、せいぜいスーパーのパック寿司程度でしょ？」 「ファストフードにもそれなりの情緒があるのよー。これでニセモノだったら怒るけど、一応ちゃんとしたマグロだからオーケーなのよー」 「はいはい、マグロ中心のたこルカ文化なんて、人間には理解しがたいけどね。それより、くーちゃんも席についておやつ食べなよ？　遠慮してたらあいつにマグロだけじゃ足りない～って全部取られちゃうわよ」 「大丈夫ですよ、ミク様。私の分もちゃんとありますから皆さんゆっくり召し上がって下さいな」 「あーあ、これだけ奥ゆかしいクリーチャーもいるのにねえ」 「ミク様はまざりものが多すぎて、ちっとも美味しくないからですよ」 「は……？　くーちゃんひょっとして人間食べるの！？」 「くりーちゃージョークです、気にしないで下さい」 「いや、あの……ちょっとシャレにならないんだけど……」 「ふふふ、少しは涼しくなりましたかな？　見た目はこうですが、我々とて食べるものは人間と同じです、ゲテモノに手を出す気にはなれませんよ」 世にも奇妙な真昼の怪談ｗ