お宅訪問 手土産 を含むイラストが 1 件見つかりました ( 1 - 1 件目を表示 ) タグで検索

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街のクリーチャー村に滞在中の、新入りたこルカ2匹。 そろそろ落ち着いた頃かと、次女たこさんが手土産を持って遊びに行きました。 その中の1匹、たこルカクイーンさんのお住まいは、村のあちこちで見られる丸い小型の家のひとつです。 「中に入ると、案外広く見えるのね」 「私たちみたいに、それほど体が大きくないクリーチャー、それも1匹ならこの程度で十分よ」 「確かにね。家具もひととおり揃っているみたいだし、住み心地も悪くなさそう」 「とても良くしていただいておりますのよー。ある程度資金は貯めてきましたけど、それほど使わずにすみそうですのよー」 「まあね、調度品の類はクイーンさんのものだけど、ここは一文無しでも、とりあえず困ることはないようにしてあるわよ」 「まったく、うちのヤドロクの工房もここをひとつ借り上げれば済むのに、わざわざ高いところを使ってますのよ」 「あら、ちゃりトラマンさんが使う魔法アイテムだけでも、ここだけじゃとても足りなさそうだけど? ところで、肝心の旦那さんはお仕事中?」 「いつもどおり、朝っぱらからごろごろしてますとも。今頃、ベッドで寝っころがりながらお菓子でもつまんでいるでしょう」 「魔法を使う種族はどうしても休息が必要になりがちなの、そこは理解してあげてね。ところで、大和ちゃんは村にいないの? 全然姿が見えないけど」 「ああ、彼女ならいつも朝に村を出て、陽がとっぷり暮れた頃に戻ってまいりますのよー」 「何か仕事でも見つけたのかしら」 「そういうわけでもなさそうなのよねえ。大和式たこルカさんの家はクイーンさんのそれよりもずっと殺風景だし、では、当座の資金稼ぎに出てるのかというと、その気配は感じられないわ」 「あの娘の種族は外とあまり接点を持ちたがらないから、人間相手の線も考えづらい……」 「いろいろと謎を秘めているのは確かよね」

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