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お借りします お借りします。

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正幸が働いているコンビニは駅からちょっと離れている小さなお店で目立たないせいか日常的にあまりお客の出入りはすごく少ない。つまりバタバタする様子はほとんどなく、暇なときは眼鏡のおおらかな40代後半くらいの男の店長から、座って雑誌でも読んでて良いよと言われるくらい楽なのだ。バイト時間が9時から夕方6時、コンビニと言われているけど閉店もあって普通のスーパーの感じだ。夜は流石に人がほとんど来ないかららしい。 でも、今日は久しぶりに商品の入れ替えが多くて、店長とふたり賞味期限近い、食品なんかを夢中でチェックしてたせいか、閉店時間が30分くらい遅くなってしまった。初めてまともに仕事をしたような感じだ。詳しいことは後で話すけど、だから今日は特に疲れていて、帰ったらゆっくりしたかったのにわけのわからない現象のせいでちっともやすまらない! 相変わらず嫌なにおいがしつこく充満してるけど、何とか部屋に上がり夕飯を食べようと奥の台所の土間にあるガスコンロでやかんに火をつけ小窓を開け、カップ麺にお湯をそそいだ。薄暗くてついでに部屋のあかりのスイッチを押すが入らなかった。 これも変な怪奇現象かと思ったがたぶん7月に入ってから電気代を払ってなかったのが原因だとわかった。ここに引っ越してきてからもう1ヶ月半ちょっと!両親から家賃以外は極力自分で払うように努力しろと言われていたのだ。 正幸「お金はともかく、実家に電話したら扇風機くらい送ってくれねえかな!(;´д`)あちい~!」 汗だくのシャツを替えて、むなしく暗がりの中に座り、カップ麺の香りと混ざった部屋の香りに吐きけを覚えながら僕は眉間にしわを寄せて減っていってしまう、貯金の残りを頭に浮かべて正幸はため息をもらした。

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1階のジメっとした、温度とこの人の異臭で、真っ白になりながらも、状況をうまくのみこめずのんきに、すれ違ってた日の事を脳裏にフラッシュバックしていた。暑い炎天下の急な坂道でたまの休みにサイクリングしようと蝉の声を聞きながら降りてるとき下から白髪頭の老人が前屈みで後ろに手を組んでふんふんとしんどそうに時より数秒ごとに立ち止まりながらも黒い長靴で踏ん張りながら登ってくる。腰をかがめて歩いてるけど、背筋を伸ばしたら140センチくらいの小学生くらいの身長。 なんか、長靴だけみて百姓か農家の人かと勝手に思っていたけどすれ違いざま独特な体臭と着ている服が長袖で冬に着るような汚れたダウンで身体にあっていなくダボダボな感じで何となく察した。暑くないのかな!年を取ると、汗かかなくなるとか!? 僕は何となく香りだけで眉をひそめてしまったが何気に白髪頭の髪の隙間から茶色い日焼け肌ににんまりとした坂上を見つめる不気味な視線を印象的に覚えている。 この辺に住んでる人はみんな足腰鍛えてるなとその時は深く考えずに僕も一人納得して下に降りて行ったけど、よく考えたら、坂の上の方は民家も少ないし空き家も多い。アパートショップの人からも空き家とかはホームレスの人のたまり場になりやすいとか、何とか聞いてた気もした。 それから、ごくたまに僕が働いている数少ないお店が並ぶ場所にも足を運んで歩いてる所も見かけて 店長と何気に話す会話の中であれは小鬼さんだねと冗談混じりで話した事もあった。 でも最近は空き家もしっかり施錠してあって、そのような人達は支援されるようにもなってこの辺でたまる事も今はほとんどなくなったとか…!一部ではそうゆう支援を受けたがらない人もいるらしいけど、僕が住んでるのは急な坂道のほぼ頂上でしかも90度間近は大げさだけど行き来だけで体力を結構使うんだよね。 でも、実際年配者の人でもこうしてねばってまで上がってきてるわけだし、まさか僕の家が住処にされてるなんて、ずっとしばらく続いていた部屋中の異臭から早く気づくべきだった。

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