コウイチロウが何やら話しながら、パシリと景気の良い音で駒を進める。 「…のだが、軍をそのまま動かすには理由が弱い。そこでナデシコに・・・」 コウイチロウとは対照的な細い音と丁寧な指使いで、ルリが一手指す。 「・・・頓死してるね・・。」 「はい」 「お茶にしようか。」 「そうですね。」 少しコウイチロウ肩を落としつつ、コウイチロウは歩いて行った。