はちみつ好き を含むイラストが 6 件見つかりました ( 1 - 6 件目を表示 ) タグで検索
モフルンのカードが1枚だけと言ったか?(言ってません)残念だったな、トリックだよw 今回は絵本作家を目指している笑組のみゆきや姫組のゆいちゃんにとってある意味考えさせられるキャラがモデルです。そう、皆さんご存知の「クマのプーさん」です。「ん? これはネズミの国の訴訟案件なのでは?」と思ったそこのアナタ。御存知で無い様ですが実は彼はネズミの国産のキャラではありません。英国の作家アラン・アレクサンダー・ミルン(1882-1956)作の児童小説のキャラなのです。とは言っても彼はこれを息子のクリストファーの為に片手間で描いたものと言っていますが。テディ・ベアのぬいぐるみをモデルとしたハチミツ好きのクマと森の仲間達との日常を描いたこの作品はアーネスト・ハワード・シェパードの可愛らしい挿絵を加え計四冊のシリーズとして発表され好評を博しました。そのキャラや世界観の元となっているサセックス州の田園地帯にあるアッシュダウンの森は「聖地」として今も多くの愛好家たちがプーさんの世界観を追体験すべく通っていると聞きます。しかし原作者であるミルン、そして最初の読者でもある息子クリストファーのその後の人生にこの作品は暗い影を落とします。本来児童小説家メインで無いミルンはその後様々な作品を発表しますがプーさんのヒットの大きさが仇となり大した評価がされる事はありませんでした。息子に至っては幼少期のからかいは無論成長してユーモア作家を目指すものの成功せず、その後の就職も上手くいかなくなると父への尊敬から一転、嫉妬と怒りを表すようになり対立。その後父の死後まで仲が回復する事はありませんでした。作品自体も死後にネズミの国が権利を取得し新たなプーさんが作られたのですが、米帝ならではの野卑な改変が行われ原作ファンから怒りを招いたと言います。とは言えそのプーさんが皆さんの知るプーさんで人気者なのですから皮肉な話ですがw 時代と共に様々な批評や政治的扱いすら受ける様になってしまったプーさんですが、本来は素朴で牧歌的な日常に生きてきたキャラ。皆さんには機会があれば是非原作にも触れて頂き、物語に込められた一人の父親の息子への愛情を感じって貰いたいと思う次第です。