こちら https://youtu.be/w5ghfer8Z2E 【UTAU】【MMD】2020.09.22「あいまいなまいにち」

月夜の晩。鬼が出るよ、と大人達が子供達に告げる。 この現代のどこに鬼がいるというのか。そんな嘲笑とともに訪れた廃墟で出会った一人の少女。 彼女は告げた。「鬼は退治したよ」と でも。その赤黒く染まった笑顔を、僕はきっと一生忘れる事は出来ないだろう ◇『鬼』は通り魔。けどももにゃんの事じゃない。 ももにゃんはその『鬼退治』に来た方。 何も知らない『僕』は肝試しとばかりに夜に出かけたんですね。そして『鬼』の悲鳴を聞いた。 仲間達と恐々覗いてみると、そこには月明かりに照らされたももにゃんが立ってた。 可愛い女の子、って事で油断した『僕』達はなんだ、とばかりに出てきちゃうんですけど、そこでももにゃんの足元に広がる血だまりを見る。 それは『鬼』の血。影で良く見えないけれど。 で、うっかり出てきちゃった『僕』にももにゃんは笑って言うわけだ。 もう大丈夫だよって。こわーい鬼さんは、私がやっつけてあげたからねって。 返り血で紅く染まった姿。笑う顔はどこまでも優しかったけれど、その姿が目に焼き付いて離れなかった そんなお話。 うちのももにゃんは人殺し大好きだけど、殺すのは悪人だけ。『悪い子』にお仕置きするだけ。 でもその『悪い子』の基準はももにゃん自身が決める。 ももにゃんはとってもとっても『イイコ』だからね。『イケナイコト』には罰を与えなければいけないのです。 余談だけど、『悪い子』の基準はももにゃんの主観だから、めっちゃ悪い事してる筈のテッドさんは裁かないんだよ？彼は『ワルイコ』じゃないから。 そんな歪んだ基準っていう話。