音声のみの直通話であったがその声だけを聴いても明らかに彼女が先程以上の動揺にある事は確かであった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして事実彼女は秘書官の斜欧と共に目の前に映し出された偵察機のガンカメラからの映像に絶句していた。

陸戦型ガンダム(UC0087仕様) 　グリプス戦争前後に、カラバが倉庫から引っ張りだしてきた陸戦型ガンダム。 　180mmキャノンにジムスナイパーⅡ用のセンサーを追加された頭部センサーシステムを連動させて、ついでに追加弾倉を搭載させた進化系、スナイパーキャノンが主装備。 　だが。 　もはやこの180mmではジムⅡの装甲すら貫けず、輝き撃ちなど出来はせず、仕方がないので、せっかく追加した狙撃用センサーと併用して。 「その片方のガンカメラで偵察するつもりなんでしょ！？ エロセンサー同人誌みたいに、エロセンサー同人誌みたいに！！」 　と、こっちの方で「輝き撃ち」 　つまり、やっている事は、もうザクスナイパー（旧ザクのあれ）と同じである。 　もはや、胸のバルカンなど全く役に立たないので封鎖。 ……0095ユニコーンの、トリントン・旧式祭りがおかしいんや。 //////////////// ブランさん 「陸戦型G、俺が昔少しだけ乗っていた奴だ……」 　パシャ！！ 「……愛用していた180mmで、宇宙人どものMSを何機か撃破したのだが、このアッシマーにはかすり傷程度か」 　パシャ！！ 「……偵察機に成り下がったとは、俺には複雑な心境なのだが、この新型機、アッシマーの初陣相手になってもらうぞ、ガンダム！！」 　パシャ！！ 「うぉ、まぶし！？」