クリスマスの日、コスプレ好きな彼女はやはりサンタめいた衣装(猫耳付き)で私の帰りを待っていた。この寒い中よくそのような格好でいられるなと問うと「お兄様のためなら平気ですもの」と返してきたのだ。 私はふと決して豊満とは言えない(というよりほぼ平坦である)彼女の胸の前に添えられていた立方体(顔付き)が目に入った、”その立方体は何ぞ”と問うと彼女は顔を赤らめ、「こっ…これは…クリスマスプレゼント…よ」と恥ずかしげに答えた。なぜ顔があるのかと問うと「それは…」と言葉を詰まらせる。これはアレか、プレゼントはわ・た・し♡というタイプであろう、そうであろう？　そう問いかけると彼女の顔はまるで赤色LEDのように真っ赤になり、そして立方体を私に押し付けて奥の部屋へ飛び込んでいってしまった。 奥の部屋では布団にうずくまっている彼女がいた。布団はひとつ、そして今日は聖夜。この二つの条件が存在する時に導き出せる答え、それは… 我　夜戦に突入す −−−−−− というナイスでグッドな事が起きたらどれだけ素晴らしい事だろう。 だがそんな事は起こり得ない、現実は非情である。 因みにこの立方体はMUGENの某改変キャラが元ネタです。

ハリウッド・ナイトメア（Tales from the Crypt）の表紙パロ 去年と同じようなＭＭＤ静止画だけど、表紙パロにすると別の作品に見えるのがわかるだろう？ストーリーもつけるからさ クリスマスシーズンの最中、いちゃつくカップルにイラつく村人の男 そんなある日、落し物を拾ってあげたら美人なお姉さん（そばかす式雛）と知り合いになった 彼女と知り合ってから不幸な事が起きなくなったが・・・実は彼女の正体は人外（表紙の奥の厄神） 正体を知るやいなや、態度を変えて逃げた際に８９倍の不幸（猛吹雪）に襲われ、最後は死亡ＥＮＤ　 死んだ彼を埋葬するように雪がつもり、お姉さんがクリスマスプレゼントして渡すはずだったマフラーが飛んできて墓のようになる お借りした物、鍵山雛・そばかす魔理沙の人さん　サンタ帽子・澪姉さん　 カフェ・ろっしさん/ビリヤードPさん　プレゼント・ボックス　妖埜さん　 鍵山雛（厄神）・たけさん/うい(Pt)さん

『毎週火曜はナズーリンの日』なんてタグをPixivで見かけたので、ナズーリンに来てもらいました。彼女が持つ袋の中に見える物が、あなたが欲しい物です。因みに俺には大学の単位が見えます。夜背景版はPixivに。（http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=32367697）

　今年も間もなくクリスマス、銀匙市エリアも例年にもれず雪景色一色となった。しずしずと降り積もる雪の厚みに、年の終わりと希望の到来を予感する。 　貨物船艦娘として生まれた宗谷も、自身のスペックをフルに使って子供たちへのプレゼント配布のためにリハーサルの真っ最中。「前世」では「海のサンタクロース」と呼ばれた身、陸に場を移しても気合が入ろうというものである 　だが、彼女にはささやかな願望があった。 「本物のサンタさんに会ってみたい!」 　概ね、サンタという存在がどのようなものかは予測がついていたために半ば諦めの感情が支配した願望であるが……心のどこかで、彼女はその想いを温め続けていたのである。 ???「メリー・クリスマス!!頑張ってるお嬢さんに、一足早いクリスマスプレゼントだよ!!」 　本番直前のリハーサルを終えた宗谷に、お道化た調子で話しかけてくる紅い迷彩服の男。頭にはサンタ帽をかぶり、白く大きな袋を担いではいたものの……射貫くような鋭い眼光やその身体から漂うオーラはどう見てもサンタというよりは戦場で返り血を頭から浴びた兵士の様にしか見えない。 　だが、宗谷はそれを察しながら、その男が表現した目一杯、精一杯の持て成しの心を理解し、そしてサンタクロースという存在の本質をも理解した。その意味では、彼は間違いなく宗谷が遭いたいと願ってやまなかったサンタクロースだった。 　一緒にポーズを決めた写真は、彼女の最大の宝物として大事に保管されている。彼女はこれから先、このサンタから受け取ったプレゼント……「誠意」を決して忘れる事は無いだろう。