中間テストも無事終わったので（結果はノーコメント）、打ち上げをすることになった悪友たち。ちょっと贅沢な気分でドレスに着替えてたこルカケータリングで料理を取り寄せて、これからディナータイムが始まるようです。 「毎度ごひいきにありがとうございますなのよー。たこルカたちが腕によりをかけて美味しく料理したごちそうの数々、ぜひぜひご賞味くださいなのよー」 「値段も手ごろだし、テーブルセッティングもなかなかのセンスだし、もちろん料理は絶品と利用しない手はないわよねえ」 「ねえねえたこルカさん、本日のマグロ料理は何かな？」 「魚料理でこんがりマグロのソテーをご用意してるのよー。まずはオードブルとしてトマトとモッツァレラチーズのサラダからスタートなのよー。その後はスープに焼きたてパンをお出しするのよー。続いてマグロに口直しのシャーベット、メインのボリュームたっぷり肉料理と皆様お楽しみのデザート、最後に淹れたてコーヒーに小菓子とチーズで締めなのよー」 「お客様たちが呑めないのがつくづく残念なくらい、お酒にあうメニューなのよー」 「代わりにフレッシュジュースをご提供なのよー。とあるクリーチャー村の名産品で太陽をたっぷり浴びた、とっても甘くて美味しいジュースなのよー」 「私たち全部たべきれるかしら」 「そりゃもうおんちゃん、私は今日はやけ食いするつもりだから全部完食するつもり。ねえ、なりテトちゃん？」 「えー、それ私に振ってくるの？　補習常連のゆかりはともかく私はテストの方はぜんぜん大丈夫よ……たぶん」 「ま、いつも学年でトップ争いしてるおんちゃん以外は、いつ職員室から呼び出しがかかるか分かったもんじゃないわよ。ところでたこルカさん、デザートはワゴンで提供でいくつ食べてもいいって本当？」 「もちろん、たこルカフェ提供の目にもあざやかな宝石のようなケーキの数々をお出ししますわ」 「わあ、すっごい楽しみ！　ほら、わいちゃんもおんちゃんも、やっぱり今日はお腹が許すかぎり食べなきゃダメってことよ。ね？」