絵本大博覧会にやって来たみゆき達を、遠くから見ていた謎の4人。みゆき（左下の人物）がある約束を破っていたにも関わらず、笑顔でいられた。彼らはそんなみゆきに不快感を抱いていた。そうとは知らず、みゆき達は映画館に入った。その正体は風のクリスタルに導かれ、光の戦士となったルーネス、アルクゥ、レフィア、イングズであり、後述の出来事により魔王に操られ、暗黒面に堕ちている。ドーガとウネが敵として襲いかかってきたのは、命を懸けても希望を繋ぐためであり、戦いで解き放たれるエネルギーがあれば、2つの鍵は完全なものになるからである。だが、光の戦士達は仲間同士で戦うのが辛いとの理由で躊躇っていた。それは大事な目的を失ったり、仲間が助かれば世界はどうでもいいと考えているのと同じで、RPGの主人公にそれはあってはならない事。魔王はそこを付け入ってルーネス達を洗脳し、極悪四天王として操っていた。

「みゆきなんて大嫌い！ 笑顔のみゆきはもっと嫌い！だから、みゆきの好きな絵本をメチャクチャにして悲しませてやろうと思った！」次々とみゆき達を襲うおとぎ話の主役たち。その中の1人であるシンデレラが魔王の影と分離した後（im6585426参照）、全ては絵本の世界へ導いたニコの罠だと一行は知る。ニコの正体はみゆきが幼少時代に拾った、続きのない絵本の主人公。みんなを笑顔にする力を持つ心優しい少女で、喧嘩ばかりしている動物達も和解する程だが、それを嫌う魔王に連れ去られた為、動物達も再び喧嘩を始めてしまった。しかし、魔王に攫われて以降の続きがなく(ページが破られている)、結末も分からなかった。絵本を拾ったみゆきは続きを書くと約束するが、それを最後まで果たすこと無く、ニコの絵本は放置される結果となった。約束を忘れた事で傷ついたニコは魔王に唆され、以後みゆきを憎み、笑顔を消し去ろうと企むようになる。絵本の世界を荒らしたのも、みゆきの裏切りにキレていたからである。続きを書く約束を破った事に腹を立てたニコは「大嫌い」「来ないで」とキュアハッピーを責め続け、あかね達を巻き込んだ張本人だと追い詰める。自分のせいでニコが傷ついたと自己嫌悪に陥るハッピー。サニーの助言により真剣に続きを書く約束を果たさなかった事を謝罪すると決意するハッピーだが…。尚、映画のキャラが傷ついていた真実を知って戦意を失う程自己嫌悪に陥るが、仲間の叱咤、助言により真剣に謝罪すると決意したケースは前列もある(im4602808参照)。