前投稿したイラストはim6291156参照。みゆきの前に現れた桃太郎。

「自己紹介まだだったね。私はニコ。よろしくね」「絵本の中はみんなチグハグ！」に登場するダークヒロイン(後述)。容姿から某かしこまアイドルに似ていると言ってはいけない。絵本の世界に住む少女。金角と銀角に追われた所をみゆき達に救われ、絵本の世界に導く。その正体はみゆきが幼少の頃に読んでいた、続きのない絵本の主人公。「仲良くなるには笑顔が1番」をモットーにする心優しい少女で、喧嘩ばかりしていた動物達も和解するほどだが、笑顔を嫌う魔王にニコは攫われ、動物たちも再び喧嘩をするようになってしまう。しかし、そこから先はページが破られていたため続きがなく、結末もわからなかった。処分されかけた所でみゆきに拾われ、続きを書くと約束するも、結局それを最後まで果たすことはなく、ニコの絵本は放置される結果となった。彼女に捨てられて傷心した所を魔王に付け入られたニコは、以後みゆきを憎むようになり、絵本の世界に誘導して桃太郎、一寸法師、浦島太郎、孫悟空、シンデレラを洗脳して襲わせる。しかし、それでもみゆきの感謝と謝罪の声を聞いた事でわだかまりは徐々に氷解。笑顔を失いたくないと考えるようになるも、逆に魔王の怒りに触れる。ウルトラキュアハッピーにより魔王と和解してからは、おとぎ話をメチャクチャにした過ちを反省し、みんなに謝罪。絵本の続きは自分で書くと決意した。みゆきの裏切りにキレたからだとは言え、彼女の悪行も度が過ぎるが、最終的には猛省したため、ダークヒロインの中ではマシな方である(全ての元凶はみゆきなので、絵本の続きを最後まで書かなかった本人も同罪だろう)。

「魔王、私ね、笑顔の世界にしたいって言ったけど、魔王も笑顔で居られる世界にしたいの」魔王と和解したニコは、これまでの悪事を猛省。絵本の続きは自分で書くと決意した。

「大嫌いと言ったけど、本当はみゆきのこと、大好き！」

「絵本の世界へようこそ！」

シンデレラの世界で意地悪な継母や娘達にこき使われながらも、不思議な魔法使いに会うことを楽しみにするみゆきだが、桃太郎がこの世界にいた事に戸惑いを見せる。別のシーンはim8471562参照。相違点はみゆきの頭部にキャンディがいないこと。

「デスはもちろん、みゆきさんに毒林檎を食わせて深い眠りにつかせるなんて…、あまりにもひどすぎます！」シンデレラも含め、プリキュア達と敵対した主役達は魔王の影と分離している設定である。シンデレラが絶望する場面はim8231140参照。

「桃太郎も悪人にするのか」絵本の世界で冒険する一行を待つのは、違う絵本の主人公達。しかも彼らはコウモリの羽を生やした悪役と化して、怒りをぶつけて一行に襲いかかった。そう、全ては絵本の世界に導いたニコの罠で、アルクゥの発言からすると、桃太郎以外は既に黒い影に取り憑かれ、ニコの配下にされていた事が判明。「この時を待っていた」と口にするニコ。その目的は、シンデレラの世界に迷い込んだ桃太郎の洗脳だった…。

「いい加減にして！」

桃太郎とみゆきに襲いかかる、黒い影。それに飲み込まれかけたみゆきだが、間一髪で桃太郎に庇われた事でピンチから逃れた。しかし、庇った本人は…。

「みゆきは続きを書いてくれるって約束したよね？ それなのに書いてくれなかった…。」敵になった主人公の紅一点、シンデレラが魔王の影と分離した後、ニコは真の目的を一行に打ち明ける。絵本の世界に導かせたのは、終わりなき世界に躊躇うように仕掛けたニコの罠だった。彼女は所持した絵本を見せびらかす。その本は、ページが途中で破られていた。それを見たキュアハッピーはあることに気づく…。im6137455参照。