「事実は小説より奇なり」とは聞くが、実際昨今の世界は「何が起きるか」「何が起きているのか」が本当に推測が、予測が出来ない事が多い。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かの「新興宗教団体」の「バイオテロ」にしろ、かの「阪神淡路」や「東日本大震災」にしろ、かの「湾岸戦争」から「９・１１」を経て現在に至る「テロとの戦い」にしろ、そして現在進行形で世界を覆う「新型コロナウイルス」の病禍にしろ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何より「プリキュア」という存在自体がその「言葉」を体現した存在なのである。 　　　　　　　　　　　　　もう「この世界」は実際「何が起きよう」と、「何が起きていて」もおかしくは無いのかもしれない。

【アルカイーダ】：先述した「アメリカ同時多発テロ」を引き起こした「主犯」にして今も続く「テロとの戦い」の切欠を作った「元凶」であるイスラム教スンナ派系武装組織。サウジアラビアの富豪の子息にしてソ連の「アフガン侵攻」に義勇兵参戦した経験を持つ「ウサーマ・ビン・ラーディン」が創設した「ムジャヒディン軍団」が母体であり、「湾岸戦争」で母国に駐留しようとするアメリカに代わって自組織を駐留させるべきと主張したのを彼らを警戒する国王ファハドに拒否され結局米軍に駐留させたのを契機に反王族、そして反米に傾倒。彼等を打倒すべくこの組織を起こし各国でテロ行為を起こす。「９・１１」から９年程してパキスタンで米軍によりウサーマは殺害されたが組織は№２である「アイマン・ザワーヒリ」が継承。更に彼等に触発された者が各国でその名を冠したテロ組織を作る所謂「テロネットワーク」が形成され世界を混沌に陥れている。 　　　　　【タリバーン】：アルカイーダに遅れる事６年後の９４年に「ムハンマド・オマール」が創設したイスラム原理主義組織でわずか２年後にアフガニスタンを制圧。一時期は国家運営すら行っていたが2000年の米軍ミサイル駆逐艦コールへの攻撃や翌年の「9・11」を行ったアルカイーダの首領ウサーマを匿っていた事。更には世界遺産に登録されていた「バーミヤーン渓谷の石仏群」を爆破するという暴挙を起こした事で欧米は元より同じイスラム教圏からも批判を受け、遂には米国主導の有志連合軍の攻撃を受けアフガンの支配権を失う。一時期はアルカイーダ等の台頭もあって衰退するかと思われたがアフガン国内の内紛もあってアフガンの１％を支配するまでに回復しているが穏健派の台頭によって現在は融和姿勢に転換しつつある。 　　　　　　　　　　　　　　　【ISIL】：つい最近まで勢いのあったイスラム武装勢力で一時期は「イスラム国」なる「国家」を僭称しイラク・シリア等に跨る広大な領域を治める程に勢力を拡大していた。因みに絵中のマークは彼らの「紋章」であり「国旗」。だがその実態はアルカイーダやタリバーンですらドン引きする程の世紀末系ヒャッハー集団で凡そ宗教系武装組織とは思えぬ程の蛮行を繰り返し周辺諸国と住民に甚大な被害を与えた最悪のクズ集団である。現在は米軍とによって衰退の一途を辿っている。