可愛いですよね( ´▽｀)

「――珍しいこともあるものね」 「あら、お目覚めでしたのね」 「見たところ、あなたはエルフ族みたいだけど、クリーチャーにも距離を置く孤高で誇り高い種族が、まさか人間に仕えているなんて思わなかったわ」 人に似ているが、特徴ある尖った耳と鈴を転がすような美しい声は、まぎれもないエルフのそれだった。今どきの人間社会では仰々しすぎる前近代的なロングスカートをさばきながら、長い金髪の美女が髪をかき上げた。 「私は一族でも変わり者で通っておりますのよ。それに、北米様は人外である私たちにも普通に接して下さいます」 「でしょうね。ＨＰ種族のたこルカを飼ってるだけで、あの人がタダ者でないのは見てとれるわ」 「申し遅れましたが、我が主からあなた様のお世話を仰せつかっておりますエルダでございます。どうかお見知りおきを」 「こちらこそ。ことが済んだらさっさとおいとましようと思ってたのに、予定外もいいところよ」 「今しばらくはこちらで安静にされますよう、主からことづかっております」 「……まあ、魔法の成果がすぐに現れるとは限らないから、のんびりするのも悪くはないわね」 何かよからぬことをたくらんでいるなら、このような待遇など受けられるはずもない。 どちらにしても、籠の中の鳥なのだ。あせっても仕方がなかった。 前回im3670407

前回描いたやつの左右対称バージョンです

学校に出かけようとする私に母が、 「今インフルエンザ流行ってるから、マスクつけていきなさい」 と、差し出したマスク。 「学校かぁ・・・。」と沈んでいた私の心も、 いっきに明るくなりました。

線画：ポテト（知り合い以上、友達未満の関係ｗｗ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　色塗り：零＋