マドレーヌ 意味 を含むイラストが 2 件見つかりました ( 1 - 2 件目を表示 ) タグで検索

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高坂さん39です(⌒∇⌒) 兄さん、グ〇グル先生 Happy White day♡

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ケーキ継起決起 たこやきに助けられたカヌレの事情をまとめるとこうであった。 ケーキ屋の棚でくつろいでいると、とつぜん毬のようにまるまるとしたネズミがはねまわって騒動を起こした。棚から落ちたカヌレはころころころがってゆき、気づいたら地面の下へ下へ落ちつづけ、景色は大きな海が広がるばかり、理由はわからないが砂漠の島に流れ着いて、手助けしてくれた砂漠のトカゲのおかげで落ちつけたけれども、もともとトカゲと仲の良かったサボテンのとげとげしい嫉妬で追いだされてしまう。紆余曲折あって川に流されているところをたこやきに助けられたというわけである。 「それで、これからどうするのですか?」たこやきはいった。 「ケーキ屋に戻る前に、とりあえずビスケット家へ行きたいと思います」 「それは、またどうして?」 「旅で表面がちょっと崩れましたから、仲良しの焼き菓子のタルトがいるところで焼き直しをさせてもらうつもりです」 たこやきはビスケット城の不穏なうわさをきいていた。 「もしご迷惑でなければ私も一緒に参りましょう。袖振り合うも多生の縁と申しますし、自己の幸せよりも他事(たこと)のつながりが自分をふっくらさせるものだと、よく親戚の明石焼きに言われておりますので」 カヌレとたこやきはお互いに表面カリッと香ばしく中はしっとりなので、当分は縁を分かち合うような気がしていた。しかしどちらかといえばたこやきは辛くてカヌレは甘い。塩分と糖分は縁遠いものだと分をわきまえる意味を覚える運命が待ち受けているのかもしれない。 {注釈:他事(たこと)。ふつうは「たじ」と読む。自分に関係ない他の事ほど想いが八方にふくらむものだというニュアンス} ――ケーキ屋の場所を計器で確認位置二十三番地。「樽通るタルト。マドレーヌ窓に犬」

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