『僕たちは、「八咫烏」による深海棲生物無差別殺戮に反対します』 　空色町への一連の攻撃が行われた翌日、このようなメッセージが各広告機関を通じて全国的にアピールされた。 　 　広告には現時点で判明している一連の出来事と、それが行われるキッカケとなった深海棲生物との摩擦、そして未だ根強く存在する「幻想」（この場合、実際には「幻想」には属さない「現実」よりの外来種も含めて）への不当な差別意識について明示されており、併せてそれらが決して危険分子ではない事、迫害されるべき存在ではないことが訴えられていた。 「既に過去のものになりつつある思想のために、僕たちの友達が攻撃されています。彼らの攻撃目標の中には、僕らの同級生もいるのです。一日も早く彼女たちが学校へ戻れるよう、皆さんの力を貸してください オライオン高等学校所属学生　二年B組　真城ヶ原博士　ほか一同」 　この広告展開と同時に、空色町並びに周辺各都市で署名を募集する運動が始まっている。 　特に実際に攻撃が行われた空色町では、命すら狙われかねない彼らの勇気ある決断に心打たれたこともあってか非常に多くの関心を集め、予測をはるかに超える署名が集まっている模様である。 深海Live四曲目　sm23785602