今日は第４階層の「地底湖」の階層守護者、ガルガンチュアに会いにアルベドと友にきた。 ガルガンチュアは俺らメンバーが作ったんじゃなく、ユグドラシルのルール上に存在していた戦略級攻城ゴーレム。いわば最初からあるゲームの設定キャラだ。 確か、ヌーボーさんだっけ？　このガルガンチュアが最強のゴーレムだって言ってたのは、当時の事があやふやになってきてるなあ。 「アインズ様」 　俺に微笑んでアルベドは聞いてきた。 「わざわざこのガルガンチュアに、何故にお会いになりに来たのですか？」　 「うむ。ガルガンチュアの力ををいかように使うか考えてな」 　実際。リザードマンの村のときに石を投げて足場を作るという作業のためだけにしか見せ場なかったからなあ。 　力なら、シャルティアより上だけど、攻城ゴーレムだからどうしたらいいか。 「それならアインズ様。ガルガンチュアを使い、人間共にアインズ様をアピールしたらよろしいのでは？」 「ほう？どんな風に」 「ガルガンチュアよりも高く頭上に掲げさせた王座の上に、アインズ様と私が並び、王が誰なのかを人間共に知らしめるのです」 　オチ担当ありがとうアルベド 　でもね。 　ガルガンチュアは30mを超えてるんだよ。 　そんな高いところを人間達が見たって、ガルガンチュアの巨体しか目に入らないってわかってる？