石動からの第二射支援により、再び崩壊したシールド境界面を突破した如月と睦月、そして初春。そのまま最大戦速で中心部へ向けて突入していたが、ふと前をゆく二人が速度を落として警戒する。 初春「な、なんじゃ？どうしたのじゃ」 睦月「あのね、もうここは敵のお膝元。もっと言っちゃえば胃袋の中なの。いつどこで敵が出てくるか、わかったもんじゃないでしょ？」 初春「その割には適当に突っ込んでおったじゃないか！」 如月「「適当」と「無計画」は違いますよ、初春さん。「当たる」であろう状況に「適した」形をとっていたまでです。そして今もそれは変わりません。つまり」 　はたして、三人の前に海面を断ち割って２機のBがたが現れる。 初春「セ、センサーには反応なかったのに?!」 睦月「「敵はジャミングできる」、そう言ってたでしょうが！」 初春「クッ、なんにしても近すぎる！ここは距離をとって…って、おいお前たち?!」 　足を止めてしまった初春を尻目に、睦月と如月は現れたB型のうち右側の個体にむけためらいなく突撃していく。 初春「馬鹿者！死ぬ気か！」 　予想通り、激しい弾幕を受ける二人。だが、全く意に介さず僅かな回避行動をとるのみ、勢いを殺さずに狙った１機の懐に飛び込んでいく。 　もう１機は僚機が射線に入ってしまい、支援できない。 　 睦月「弾種AP、速度最大！リンキングオールグリーン、ターゲットセットアップ！」 如月「セットアップOK！」 　後ろに姿勢を傾けながら、頭上のB型の急所……光り輝くコア部を撃ち抜く如月と睦月。 　勢いは殺さずそのまま通過する背後で、B型は爆散・轟沈していく。 初春「な、なんという無理矢理で荒々しい戦い方なのじゃ……特別速度が速いわけでもない、火力が高いわけでもない、にも関わらず、あのB型をたった二人でこともなげに……普段の二人からは考えられん……」 　今更ながらに思い知った。 　このふたりは、その後生み出された全ての駆逐艦の「始祖」であることを。

前のが「緑」ならこちらは「赤」、前のが「リンキンパーク」ならこちらは「ミューズ」、といった趣。こちらも静止画選手権の比較検討候補をサイズ直し・MME入れしたもの。出てたら出てたでプレQを突破できた保障はどこにもなかったわけだし、今回は諦めますわ

いつだって得るものよりも失くすほうが多いんだ。リンキンパークのNumbより。蚊取り線香がない！！かかと刺された！！

イラスト：熊さん 　自作カードゲームのために描いてもらったイラストをアップしてます。 描いたのは自分ではありません。

街道を通る者にとって、 もっとも危険な存在である魔物たち 勇敢なリルティの民によって、 街道から危険も取り払われたけれど、 魔物たちは、まだ、世界のすみっこで 復活の機会をうかがっている たとえば、ゴブリンの壁と呼ばれる この場所だってそう 光が差せば、影がのびるように わたしたちが存在すれば 魔物たちも存在しつづけるのだろうか Goblin's Wall