「今より僧侶の肉食妻帯蓄髪等は勝手たるべき事(太政官布告)」で日本全国、お坊さんは花盛り！ 台湾では日本の僧侶が「花和尚」と揶揄される始末だ。 タイをはじめとした上座部仏教の国で日本の僧侶は歓迎されないらしい。 そんな中、「戒律復興運動」を進める僧侶が江戸後期～明治以降に何度も現れたが、日本仏教界を取り込む嵐とまでは行かなかった。 平成の世、彦壱は「最初で最後の破戒ダァ！！」と、槍を持って勇み立った。 9月追記→そのとき、制止する声が彼の耳に届いた。 「待て！破戒者に破戒で抗おうとするのか。武器を持たずとも、正しい我々には通力と福運があるはずだから、何も物理的な攻撃手段は無用なんだよ」 ご住職に提案されたその物理手段に対する方策とは、曼荼羅と経巻の装備で、読経による防御型の攻撃であった。