真城ヶ原インダストリアルは旧海軍の戦技研の技術陣を取り込んで急成長した産業財閥が母体である。そのため、特に兵器産業におけるアドバンテージが非常に高く、世界規模の軍産複合体にとって大きな驚異となっていた。 　現時点、日本護衛軍の保持兵器についても同財閥が提供を行っており、フォローしていない兵器や提携による参入を除き、そのシェアはほぼ独占状態であるといっても良い。 　 　AWBシリーズと呼ばれる小型戦闘飛行体は、真城ヶ原戦隊の消滅以後開発ラインから抹消され、そのデータの流出に歯止めがかけられた状態で有るため、以後60年以上にわたりその存在は都市伝説となりつつあった。 　しかし、オライオン高校の学園内自警団「World_Order」が真城ヶ原インダストリアルのある工場倉庫に遺棄されていたAWB-01CとAWB-02X（オリジナルの一号機は真城ヶ原戦隊と同時に失われた記録の上から判断すると構造最適化が施された二号機）を発見・持ち帰り、両機のレストアに成功。さらに解析された構造設計から新たに発見された戦技研における「第3の実験思想」を加味したプロダクツが企画され、実験機として全く新しい存在・AWB-03Vtが製造された。 　現在、３機は同学園の「教材」として活用されている。 　すみません、心実ちゃんをチアガールにしたテストのつもりでやってしまいました＾＾；