メイジャーが「ヱクセリヲン」から得たデータを元に開発したスーパーロボット「ガンバスター」。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その開発に極秘に「此方の世界」の「研究者」や「技術者」の協力を得た上で様々な試行錯誤の末に完成した代物だが、主機として搭載されている縮退炉を始めとしてその黒鉄の巨人をまともに動かす為にかなりの無茶、もっと言えば出鱈目な設計やシステムが多量に組み込まれていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこでそれを十全に機能させる為やリスク分散の意味もあり「バスターマシン」二機による合体・分離システムが取られ、それぞれに大型縮退炉を搭載させ合体時に互いを連結しツインドライブ状態にする事で理論上は（現状観測されている範囲で判明している）ヱクセリヲンの最大出力を上回るパワーを引き出す事が出来る。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　但しガンバスターはその合体から機動には二人の操縦者の同調が不可欠であり、特にメイジャーの王族……取り分け王位継承権上位者が発するハーモニクスエナジーはかなり特殊な波長の物でありこれと同調する波長を持つ者は同じ王族であっても中々にいない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　因みに「神壱号作戦」で当代のメイジャーランドの女王のバディとなったのは幼少期から女王と親友関係にあった市民階級の娘であった。