羅天巫女（らてんみこ）とは南国出身の巫女を指す。 天候を司る神を讃え、春の訪れ近い弥生月にその年の五穀豊穣や 子孫繁栄を願い神楽「燦波舞（さんばのまい）」を奉納する。 　燦波舞とは、かつて時の皇帝が出産に伴う陣痛に苦しむ后のことを 哀れみ、近隣諸国の社（やしろ）から巫女を集め、かつて后が好んだ 神楽の舞を踊らせ安産を祈念したことが始まりとされる。 　故に「燦波」の語源の由来は助産師の「産婆」から転じたともいわれる。 　やがて時代が下るとともにそれらが故事として主に一般大衆にも 祭礼として伝わった。 ----------------------------- E☆2（http://www.etsu.jp/）最新Vol.44読者投稿コーナーにて、 コメント付きでいつもより大きく掲載していただきました。