でもわりとドジっ子なイメージがあるので、医療ミスで死にかけそうな気もする。どうすんの？どうすんの？俺！？

大人たちの汚い隠蔽工作にてなかった事になった医療ミス。亡くなったのは若い命からお年寄りまで、誰が恨みを持ってももう命は戻らない。残されたものは諦めるしかないのか？いやいや、悪い事をしたら罰は必ず訪れるのです。特にたった数年で死が訪れた子供たちは、死んでから魔の魂と引き換えに復讐に燃えるという。最期の瞬間、意識はなくとも居た場所は覚えている。その病院で勤務している医師や看護師の魂を乗っ取り、メスや注射器など医療器具を自由に操る。夜な夜なこの子達に呪われ、痛めつけられた院長を含め医師たちは、幻覚や幻聴が激しくなり病院はやがて閉鎖になる。それを邪魔すると怒りは十倍にも二十倍にもなる。こうして自分の役目が終わると、両親の前に一度だけ現れ、姿を消し成仏する。

32歳、軽生市（かろうし）に住む元医師。 一流の大学を出て一流の病院に勤務していたが、 徹夜明けの手術中に些細な医療ミスで患者を死なせてしまい自責の念から首を吊る。 発見が早かったため一命はとりとめたが社会的信用と職を失った彼女は、 凍死すべく冬の夜を徘徊していたところ道路に横たわる水死体を発見した。 慌てて緊急治療を施したところ、それがゾンビであったことに気づく。 生きたいと願っていたあの患者は死んだ。 死にたいと願っていた私は生き残った。 この水死体は死んでいるが生きている。 運命とは何なのだろうか？ 自分にもまだ救える命があるのだろうか？ そう考えた彼女は、この街に潜むゾンビを支援するための活動を始めた。