音符は「辡（べん）」 「辡」はもし誓約にそむくときは入れ墨の刑罰を受けますという意味で、 「辛（入れ墨をするときに使う針）」を二つ並べた形で 裁判にあたって原告と被告が誓約して争うことをいう 「刂（りっとう/刀）」はものを二つに分けるときに使う 原告・被告の双方の主張を分明にして 訴訟を「さばく」ことを「辨」という 「瓣」は「瓜中の實なり」とあって、 瓜の中の「たね」をいう のち「はなびら（花弁）」の意味に用いる 「言」は神への誓いの言葉 原告と被告が言い争うことを「辯」といい 「いいあらそう、あらそう、たくみにいう、おさめる」の意味に用いる 辨・瓣・辯の常用漢字として「弁」を使うが、 弁は「かんむり」の形で、辨・瓣・辯とは別の字である 「冕（べん）なり。周には覍と曰ひ、殷には吁（く）と曰ひ、 　夏（か）には收（しゅう）と曰ふ。皃（ばう）に從ふ。象形」（説文八下） 「辮」 交え編みにすることで、いわゆる「辮髪（べんぱつ）」をいう 参考文献：新訂 字統/常用字解　白川静 【お借りした素材】 九十九弁々：2151（そばかす魔理沙の人）様　包丁/十手/きゅうり：キャベツ鉢様 背景：ふにふに様　dSAdultShader：ドゥドゥ様　彩度アップ：Elle/データP様