ただ一つの奇蹟を、神と信じる道があった。 万象の全てを、神と崇める道があった。 　全く違うベクトルのアプローチが目指したものは、奇しくも同じ方向のものだった。 　----------平和、幸福、安らぎ。 　時にぶつかり合い、混ざり合うことなく反発したその二つの道は、 　やがて互の懐へと向きを向け、混ざり合っていくことになる。 　それは、誰にも思い至らなかった一つの思想の帰結。 　誰にも思い描くことができなかった、未来を形作るための明日の神話。 　今回、七支刀を蒼髪P様のモデル（im4450357）を改変させていただき、使わせていただきました。

WKD旗艦「つるぎ」艦橋内、25:17…… 海斗「う～～、最近肩こりと腰痛がキいてくるなぁ。齢80をいやがおうにも実感させられるぞ」 如月「海斗……」 海斗「？どうした、如月？俺ももうすぐ休むから寝室で待っててくれればいいのに」 如月「あのね……今日、これ……「当たっちゃった」みたいなの」 海斗「？なんだそれ？」 如月「………ｹﾝｻﾔｸ」 海斗「検査薬？一体何の？」 如月「……」 海斗「……」 「！」 海斗「本当か？まさか、本当に……そうなのか?!」 如月「まだ試薬でその兆候があるというだけだから、詳しくは入渠してみないとわからないけど……この時代の検査薬は信頼性が高いというから」 ＜提督、艦娘抱き上げ中＞ 如月「きゃあっ！」 海斗「やった、やったぞ！俺と、如月に子供が……！やった、やったぞ、ははははははは！」 如月「……やっぱり、本当の子供が欲しかったのね、海斗」 海斗「そりゃあね。奈月達だって立派に俺たちの娘だが、やはり立ち位置が違う。だが差別はせんぞ、あの子達に厳しく当たったように、生まれてくる子もバシバシ育ててやる」 如月「そこは程々に、というところなのでしょうか？」 海斗「そうなるだろうね。しかし……男の子かな？女の子かな？」 如月「私的には、男の子のような気がしますね。貴方によく似た子だと思います」 海斗「俺は女の子だと思うよ、如月似の」 如月「あらら、見事なまでに行き違い（クスクス）」 海斗「……大事に育てよう、如月。60年を経て再び得ることができたこの時間の結晶を、大切に大切に」 如月「ええ、海斗」 　今更のネタです＾＾；

ソラ「……霊夢、寒くないかい？」 霊夢「ん、ちょっとだけ……ね。だから、ソラから離れたらきっと凍死しちゃう」 ソラ「そりゃ大変だ、それじゃ、そんなことにならないように（ぎゅっ」 霊夢「……抱き潰されちゃうのもそれはそれで怖いんですけど＾＾；」 ソラ「たはは＾＾；」 霊夢「いつも思うの。想い合える人と一緒にいられることは、それだけでもう十分な奇蹟なんだって」 ソラ「どうして？」 霊夢「私とソラだって、最初は全く繋がりがなかった者同士。それも、「幻想」と「現実」という違う世界の住人だった。何かひとつ、きっかけがなかったらきっと、私たちはそのまま関わりのない者同士で終わっていたはずなの」 ソラ「俺達でさえそうなんだ、他の人もきっと同じく……か」 霊夢「その「きっかけ」を受け取ることができて、しかも相手も同じ気持ちでいてくれて、さらに「状況がそれを許容してくれる」。これだけの条件がそろって、やっと平和に、平穏に暮らせる。だから思うの、私とソラを結びつけてくれているこの「想いの形」は、本当に奇蹟なんだな、って」 ソラ「奇蹟、か……大事にしないといけないね」 霊夢「うん♪」 　全くの突発ですが、ファンテーマを実施したいと思います。お題は「冬の恋」 　選手権ほど気を張らず、気軽に「ｺﾝﾅﾉｲｶｶﾞﾃﾞｽｶ」的なイラストを持ち寄ろうという感じで。 　テーマに沿っていればそれ以外は自由（ただし暴力やグロ系はダメ）、画像サイズもあまり小さすぎず大きすぎずであればOK、参加枚数も問いません。 　時期に合わせてクリスマスネタを引っ張るもよし、一歩進んで来年のクリスマスを先どるもよし。もっとイラストを持ち寄ってわいわいとやり合おうではありませんかｗ 　参加してくださる方はタグに「ファンテーマ「冬の恋」」をいれてください。ツリーにこのイラストを入れていただけるとより助かります＾＾； 　……参加してくれる人、いるかなぁ……＾＾； 　あ、後もうひとつだけルールを。基本的に原作などは崩壊しているものとします（マリアリ以外は認めない、なんてのはナシ、という話です）