改睦月型5番艦「蒼月（せれな）」は、正式には葉月型と呼ばれるカテゴリーの第1号プロダクトモデルであり、後に続く葉月型モデルの長女と言える存在である。義体構造は姉の愛月からさらにリファインされ、無駄の一切ないシンプルな構造となったため、非常に取り回し易く扱いやすい義体となった。 　性格はダウナー気質だった愛月とは対照的に男勝りであり、一人称は俺であったり自身の身なりにもまるで無頓着だったりと、およそ少女とはいいがたい。「父」である真城ヶ原海斗には甘えたがる相応の可愛げはもつが、基本的にがさつで短慮なため精密な作業が苦手という弱点もある。 　しかし事作戦行動においては冷静・冷徹であり、殺傷以外の必要行動をとる事を決して躊躇わない芯の強さも持つ。敵対する勢力に対しての情報を重視し、ただ飛び込むだけではない理知的な部分もあり、前線では非常に頼れる存在となる。 　個性として超接近戦を好む傾向にあり、身動きが取れなくなる重装備は嫌う。特に足技を用いた格闘戦とガン・カタによる乱闘が得意であり、密集地での乱戦(いわゆる「お祭り」)で特に能力を発揮する。 　蒼月同様、改装の上WKDに納入され、厳しい戦いの中で姉妹たちの窮地を幾度も救っていくことになる。 　なお、「せれな」の名は文月が付けたもので、蒼月自身も文月に大変よく懐いている。 　

【本シリーズの世界線における「9・11」】 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「史実」で主舞台である「アメリカ」は先述した様にワシントンで吸血鬼化した大統領補佐官による襲撃で大統領以下閣僚が全滅しそれによる混乱が起きた経緯以外はほぼ「史実」通りの状況となっている。アメリカン航空やユナイテッド航空の旅客機による各地への特攻も機体内部での吸血鬼化したハイジャック犯による混乱こそあったが乗っていた全員がハイジャック犯諸共死亡しておりNYでグール化したニューヨーカー等が出たという報告は上がっていない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一方「最後の大隊」の文字通り「メインディッシュ」である「英国」は周辺の軍の要衝などが「協力者」によって襲撃されたが予めこうした事態を警戒していた「円卓会議」の議長「ヒュー・アイランズ」卿が配置していた対応部隊によって鎮圧され被害は限定的なものに収まっていた。しかし大本命である首都ロンドンは本事件中最も被害が大きく、作戦開始時「少佐」が言及した主要な施設は次々と破壊され、行政地区（グレーター・ロンドン）や金融街（シティ）、ピカデリーといった人口密集地を中心に武装親衛隊や十字軍が襲来し次々と虐殺されていった。だがそうした者達は皆最終的に「伯爵」の発動した「零式」による「伯爵」自身の「吸血」によりその全てが「吸われ」死体はおろか血の一滴も残らず消えてしまっている。だからその「真相」を知らされていない一般市民はこの不可解な「状況」と「結末」を未だに受け入れられず様々な「陰謀論」が今もまことしやかに語られている。破壊され尽くされたロンドンの復旧は数年以上が費やされ、辛うじてドーバーへと逃れその後エディンバラの仮王宮に避難していた「女王」が再び「バッキンガム宮」に戻るのはそこから更に２年を要した。

↓動画で使ったものです。 【地球防衛軍4.1】4兵科で行くカジュアルINF縛り実況【st.38】（sm27757982）

飛来する「AIM-120」はマッハ4で巡行する空対空ミサイルであり、本来ならとうの昔にこの「若葉台」に着弾する筈である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし、今回はハートが自身の腕力でのみ投げつけている”だけ”なので（それも相当凄いがw）その巡航速度は従来より遅いものとなっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし流石と言うか、執念（怨念？）の成せる業と言うか、その矛先はほぼ正確に「此方」に定まっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかしあくまで内部のシステムや推進力が機能してる訳では無いので空気抵抗を受けてその速度はやや減速し、その矛先にも徐々にではあるが少しづつ「ズレ」が生じてきている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最悪「此処」に来る分にはどうにかなるのだが、このまま減速してしまえば在らぬ所に落下する危険性も否定出来ない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そもそも向かって来ているのはミサイルそのもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その中身は7.26㎏の通常弾頭とロケットブースター用の液体燃料が詰まっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もし市中心部の人口密集地に落ちれば相応の被害とパニックを引き起こす事になるだろう。