天龍「ついさっき、後部デッキ側の憲兵が文字通り「煙に巻かれた」と報告があった。どうやらお客さん、何をトチ狂ったか攻め込んできたらしいな」 木曽「艦内警備部の一団が警戒態勢に入り対処に回っている。手を出すなと釘は刺したが、あちらから撃って来ている以上手をこまねくわけにも行かないんでな」 如月「……真正面から訪ねてきてくれれば大事にはならないものをどうして……」 睦月「なにか勘違いしてるのかもしれないねー。私たちが大佐を「捕まえちゃった」とか？」 天龍「いずれにしろ対処は急いだほうがいい。こういう時は突入した人員を補助するため相手も増員を送ってくるはずだ。それにどう対応する？」 睦月「……対応もなにも…」 如月「こちらは何もしないでもいいでしょう？別に戦う必要もないことなんですから」 木曽「まずはどうやって相手の誤解を解くか、の方が先決じゃないか？」 天龍「まっすぐ受け止めてくれるならな。白旗でもあげるなら話は別だろうが」 睦月「……上げてみようか？」 如月「司令に指示を仰ぎましょう」