拙作のたこルカフェ（居抜き物件のエルフの里支店）の壁に飾られていた、絵画の一枚になります。 たこルカフェには美味しいスイーツが揃っています。名物のシフォンケーキやマフィンにスコーン、みずみずしい果物やクリームたっぷりのケーキに、サクッと香ばしいクッキーやマカロン。香り高いコーヒーや紅茶とともに、寛ぎの時間をご提供します――。 ※ただし、大半のお店ではプリンは取り扱っておりません（オーナーのたこルカがツマミ食いの誘惑に勝てないｗ）。

拙作のたこルカフェ（居抜き物件のエルフの里支店）の壁に飾られていた、絵画の一枚になります。 古きものにふさわしい怪しげな雰囲気の空間で、楽しそうな長女たこさんたちとメカたこさん。美味しそうなマグロも回遊する、これぞたこルカ版桃源郷なのでありますｗ 「赤身も中トロも大トロも、中落ちもカブトだってみんな美味しくいただくのよー」

木蓮： 本性はオオカミ。年齢は２０歳ほど。まだ幼いためレア様の館で養われながら教育を受けている。将来結界警備隊の一員になることを夢見て、たまに隊員たちに稽古をつけてもらうこともある。最近アレクシスに脇差を贈られた有望株。 稲荷白露: 狐の子。年齢は人間の外見とほぼ同じ１０歳くらい。雅雪と鈴音夫婦に引き取られて店を手伝うかたわら、レア様の館に勉強を習いに通っている。木蓮とは仲良くケンカする日々。 カパエル式ミク（カパミク）: 人間出身。１６歳からそのまま年を取らなくなってしまった。実年齢は９０歳ほどだが、世間的には上位種族の仲間入りである。ルシリアの農園で働きながら、ねこミクという人間に化けるのが上手い使役と一緒に城下に住んでいる。祭りの時には悪魔の警備隊員のつみミクと一緒に、ステージで歌ったりする。 上代空（ソラ）： 人間出身。若いまま年を取らなくなって御国を追われ、流浪の果てにエルフの里にたどり着く。見た目２０代で、実年齢は３百５、６０歳くらい。特に超能力はないが寿命をもたない、里の住民になる最低限の条件を満たす。カパミクとは同じ農園で働く同僚。 幸野雅雪： エルフの里で和食店（居抜き物件の和洋折衷）を経営している。本性はコウノトリで、齢千を超えている。店の休業日の前日には呑み仲間たちと合流して楽しんでいるが、酒癖はあまり良くないとのこと。 鳥畑鈴音： 雅雪の妻。本性はスズメ。年齢は百歳くらいで、雛鳥の時分から雅雪に拾われ育てられて、そのまま妻の座に収まった。夫の雅雪を完全に尻に敷いているとの下馬評判も。

自分たちが神々の座にいることもあって基本的に無宗教なエルフの里ですが、一応信仰の自由は保障されています。 ヤコさんの神社などが最たる例ですが、その他にも城下には教会が存在しています。中途で能力にめざめて新しく住民に加わった者たちを中心に、ひっそり信仰を集めているようです。 「ここは見晴らしも良いし、なかなか気に入ったわ。早速我が手で礼拝堂にしちゃおうかな」 「差し出がましいようじゃがシスター・アイリス殿。ここはレア様が管轄する敷地内であるぞ。勝手に教会にしてしまってはまずいと思うがのう」 「あー、やかましいわね！　ヤコのところと違って狭い居抜き物件のチャペルじゃ、せっかく興味を持ってくれても信者を取り逃がしちゃうじゃないの」 「アイリス殿の教会は存分に意匠をこらして、小さいながらもしゃれた礼拝堂ではないか」 「あら、褒めてくれてありがとう、お礼にあなたを洗礼してあげましょう」 「私も別の神に仕える身じゃからのう。礼なら違う方法でいただきたいものじゃ」 「まーったく、私もできることなら外の世界で信仰を広めたいわよ？　でも、私はご覧のとおり立派な羽を生やした悪魔だし、この格好でミサを開いてもやれ黒ミサだのサバトだの悪魔崇拝だの……いつも的外れな信者がついてしまうし、だいたい私をあがめてもらっても困るっつーの！」 「……アイリス殿も苦労なされておられるようじゃのう」 「ホント、悪魔だってささやかに信仰を持ったっていいじゃないの。ねえ、そう思うでしょ、れむルカ」 「そうですわあ、信じるものは救われますのよお」 「そのとおり、今度たこ部屋のたこたち連れて、うちのミサにいらっしゃい。優しく手ほどきしてあげるわよ。それで、ヤコは今日なんの用事できたんだっけ」 「そろそろ夏祭りの打ち合わせをしないといけない時期じゃ。今年の出し物はどうするかアイリス殿のお知恵を拝借したい」 「盆踊り、いっそうちの鐘で鳴らしてみる？　除夜の鐘とやらを我が教会でついたんだから、もう怖いものなんてないわよ」 妖艶な悪魔のシスター・アイリス。ヤコさんの良きライバル兼イベント協力者として初登場ですｗ