5コマ目の道（川幅が確か１ｍ弱ほど）はメドデコつけて通るんだろうか。 im9165290←その98　100→im9172993 sm33521046←その1　mylist/62128230

嘗て偉大なる共和制ローマのかの「執政官」は政を私していた元老院を打倒すべく自身が総督を務めていた属州のガリア・キサルピナとローマ本国を隔てていたルビコンの川を渡った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　川とは言うがそれは小川程度の小さなもので川幅は長くて５ｍ、狭い所で僅か１ｍも無い本当に小さな川であった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかしかの「執政官」にとって「それ」はあまりにも見た目以上に・・・そうまるでとある世界の巨人をも阻むあの巨大な壁を思わせる程のあまりに越え難きものであった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし彼は遂に意を決してその越え難き小川を超え、元老の者達と戦う事を選んだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それから二千年以上の遥かなるこの「現代」で嘗てのルビコンよりもずっと長く、そして巨大な橋で繋がれた水路が今「彼女」の目の前にあり、その直上を丁度「今しがた」に当代の「叛逆者たち」が「向こう岸」へと「渡っていった」のを見届けた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最早二度と後戻る事の無い｢ﾀﾋ出の道行き｣と知りながら。