打撃戦艦「霧雨」は「交蝕の時」事変の終結の契機となったバトーキン沖海戦にて撃沈されるが、それは当時の艦橋に直撃弾を受けたことによる戦闘能力の著しい低下が原因とされる。そのため、改修・M.M.D.への再配備にあたっては従来の艦橋は航法用に用いる操舵艦橋とし、戦闘時には艦橋真下の艦体内に新設された戦闘艦橋（CIC）にて各種操作を行う方式となった。これは「現実側」の戦闘艦に用いられている手法を取り入れた結果であり、これによって同艦のバイタリティは格段に向上した。　☆二枚目　艦長席の前面には3Dサプライヤーがあり、各種情報がリアルタイムで表示される。通常時は3Dレーダーとして機能する。サプライヤーはまた搭載されている自律AI「OLKIISS」のアクセス端末でもある。艦長代理・霧雨魔理彌　☆三枚目　向かって左側から二つ目の席は戦闘指揮席であり、主に各種装備の戦闘行動操作を担当する。戦闘班担当・霧雨魔理沙　☆四枚目　同右端の席は電子情報処理を担当する。艦長席のサプライヤーと連動し、各種情報の統合伝達及び通信システムを把握。「霧雨」の目と耳であるといえる。情報班担当・霧雨魔理香　☆五枚目　情報処理席の隣は航法席である。通常は航法艦橋にて行う艦の操作を、戦闘時はここで行う。高度に自動化されたシステムにより、実質一人での操艦も可能。なお、同様のシステムは艦長席にもある為、艦長席からの操艦も可能である。航法担当・霧雨魔理奈　☆六枚目　向かって左端は管制担当である。自艦搭載の艦載機の航路指示、並びに艦隊行動時の編隊編成指揮を行う。情報・航法・戦闘との連携が最も密になるため操作難度が難しい部署である。管制担当・霧雨星凪　☆７枚目～　戦闘艦橋は二段構えになっており、上段には艦自体の重要操作席が集中配備されているほか、「ゲスト」をもてなすための席もある。下段には多数のインターフェースが配置され、あらゆる作戦における橋頭堡・司令塔として機能することができるようになっている。　基本的には密閉された空間であり、外部状況などは全てモニターによる映像での把握に頼ることになる。また、万が一撃沈という事態に遭遇した際、艦内の生存者を緊急的に近隣の確保エリアへと転送するシステムが組み込まれており、搭乗員の生存性向上にも配慮がなされている。　☆現状ではテスト的な意味合いも強く、同様のシステムは他艦にはない。