【ホッパーゼクター】（仮面ライダーカブト）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　▽　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「仮面ライダーカブト」本編に登場した自立機動メカ「ゼクター」の一種。形状は直翅目バッタ科の昆虫「ショウリョウバッタ」を模している。カブトやガタックなどの他のゼクターとは異なり製造の経緯や過程が明らかになっておらず、ZECTの№２である三島正人ですら知らなかった程である。あくまでファン内で語り継がれている説だが加賀美新の父であり警視総監にしてZECTの総監でもある加賀美陸が量産型ライダー用に極秘裏に作らせていたと言われており、本編終盤頃に彼が普段昼行燈の傀儡を装いつつも実は三島と共謀して世界の支配者たらんと暗躍していた根岸達ネイティブを倒そうと画策していた事からも有力な説だと言われている。そういう経緯で生まれたとされるこのゼクターは他のゼクターと異なる点があり、先ず他のライダーの様な「マスクドフォーム」が存在せず、変身後そのままライダーにフォームチェンジが出来る。更にこのゼクターはボディ半面が緑と茶色の二つあり、「ゼクトバックル」にどちらかの面をセットする事でそれぞれ「キックホッパー」（緑）と「パンチホッパー」（茶）の二種のライダーとなる。本編ではキックホッパーは元ZECT幹部でザビーゼクターの装着者１号であった矢車想が、パンチホッパーは矢車の部下で後にザビーゼクターを継承したものの見事に彼同様に闇落ちした影山瞬が変身している。因みにライダー界隈で有名な「地獄兄弟」とは彼等を指している。元々二機とも奔放な性格らしく、矢車達が野外で破滅的な厨二病ごっこ（笑）をしてる時はどこかに行っているらしい。そして終盤でワーム化した影山を矢車が倒した後の行方も不明である。そんなホッパーゼクターは五百年後には「大泉大倉庫」に保管されていたが矢車のをムギが、そして影山のを逆神が奪取し現在に至る―――と言う訳である。最も逆神がマスターとなった現在のパンチホッパーは何やら昔とはまるで違う代物になっている様だが―――？