いつものように、空色町の桟橋から海に繰り出そうとするキラとシン、そして龍の三人。 キラ「いつものボヤキはないのかい、シン？」 シン「リュウのオーナーからは物言いもなし、ジャンゴウたちも仕事でいない、平和そのもの。これでどこぞの誰かさんが面倒事を起こさなけりゃ万々歳、嬉しいな」 キラ「トラブル前提で達観というのも面白いね」 　それはフラグだったのだろうか。直後にリュウが悲鳴を上げる。 　ふたりがそちらを見た先にいたのは、装備状態で昏倒し打上げられている深海棲生物だった。ただし、非常に稀な特徴を持つ…… キラ「大丈夫？その子の具合は？」 シン「……だいぶ弱ってる感じだが、まだ息はある」 リュウ「足が……無いように見えるんですけど？」 シン「見えるんじゃない、ないんだ。文字通りにね」 キラ「艤装の形も外見的特徴も、従来の深海棲生物には見られないものだ……新種？」 シン「おそらくそうなんだろう。しかしなんだってこんなにボロボロに？」 　真の言葉の直後、リュウの側の海面から2匹のアビスが飛び出し、リュウめがけて襲いかかる。 　が、その二匹はより早く動いたキラの両剣により打ち払われ、リュウは事なきを得た。 キラ「事情を考えるのは後にして、早めに水場から離れたほうがよさそうだね」 シン「ああ」 Next　im5734218

ギフトへの初応募です。 是非一度、ロケットの打上げを生で体験してください。 種子島良いとこ一度はおいで。