海斗「「石動」、こちらスフィラエナ01。艦尾駐機エリアに接近中、誘導せよ」 如月「誘導波送信開始、私が直接誘導します。おかえりなさい、司令。お疲れ様」 　無邪気に手を振って海斗を迎える如月。響の発見と合流、32打戦の救出の目処など、事態の好転が彼女にも余裕を与えていたのだろう。 　だが、直後に眼前の異変に気づいた如月は声を上げる。 如月「スフィラエナ、誘導中止！上昇してください!!睦月姉さん、艦尾方向距離300、直近水中になにかいる!!!」 睦月「らえ?!?」 　まさにそのタイミングで、それは「石動」の航跡の中から浮上、姿を現すと、若干取り舵に切って「石動」と「斑鳩」の間に割って入るコースを取った。 如月「潜水艦?!?あれは、帝国海軍の！」 睦月「にゃああ?!?なんで?!なんでこの距離になるまで把握できなかったの?!?」 赤井「ありゃ、「バッフルズ」に入り込んで隠れてたんだなー」 如月「ばっふるず？」 赤井「「正体不明」の意味。船舶の航跡は水をかき回して出来た泡とか雑音がいっぱいで、ソナーが著しく阻害されるエリアになってるの。そこに入り込まれてしまうと探知はほとんど不可能なんだ」 如月「でも、それって自分もソナーを使えなくなる、ということなんじゃ？」 赤井「ま、そういうこと。実際には曳航式ソナーを展開したり、潜望鏡とかを使ってある程度距離とか周囲の把握とかは可能だろうけど、どっちにしたって完全じゃないしやるにはやるだけの腕と度胸が必要。あちらさんがいつからバッフルズにいたかはわからないけど、もし再度ここに来た時から既に入り込まれてたとしたら……」 　思わずぞっとする如月。その4日間、こちらは無防備な後ろ姿を晒していたことになるのだ。 　だが、それもすぐに杞憂に変わり、三度如月の顔に笑顔が浮かぶ。 　潜水艦の艦橋に姿を現した男性が敬礼をしてきたとき、その顔を見て思わず叫んでいた。 如月「あ……ああ……お、お父さん!!」 　不敵な操艦で真城ヶ原戦隊に合流を果たした、一隻の潜水艦。 　それは紛れもなく第32打撃戦隊の旗艦。 　その男性は板倉光馬中将その人だった。

　銀鯨は現場到着と同時にその能力をフル発動、アクティブステルスとレーダー波阻害性フォノンディスチャージャーを展開して第１自衛警備艦隊を救出。一切の追撃を許すことなく現場海域を離脱した。 　しかし、第一艦隊の被った被害は大きく、戦闘能力で67%の損失。死傷者は93名、うち21人が行方不明となる惨状であった。 利根「すまぬ……直人。お主から預かった大切な部下たちを死なせてしまった……私が最悪の事態を予見していなかったばかりに……連れて帰ってくることが、出来なかった……」 直人「いかなる事情があれ、損害が出た上に死者も避けられなかったのは指揮官であるお前の責任だ。処罰は免れまい」 大鯨「そんな言い方は……利根様はあの状況でベストを尽くされました、それがなければ被害は更に大きくなっていたはずです！」 直人「そんなものを慮ったところで事実は変わらん。正体不明の第三者の行動を許し、相手に攻撃される隙を晒したこと自体がミスなんだ。それは利根自身が一番分かっていることだ」 大鯨「……そうでしたね……そして、利根様の痛みを誰よりもともに感じているのは、貴方ですものね……」 直人「利根、現時点を持ってお前を第一自衛警備艦隊指揮官の任から外す。同時に同艦隊の旗艦を「とね」から「銀鯨」に変更、指揮権は私がとる。利根には引き続き「利根」の艦長を受け持ってもらう。これまで以上にこき使うから覚悟しておけ。それがお前への罰だ、いいな」 利根「……相変わらず甘い漢じゃ。海斗とは大違いじゃ」 大鯨「……しかし、この時点においても陛下から何のアクションもないのはなんででしょう？」 直人「おそらく大統領側の思惑があって行動を起こせない事態になっている可能性がある。いまだ各方面に発言力がある陛下が動かれると非常に困るからな」 オペレーター「緊急通信回線に入電を確認、非常に強いアクセス権限を持つアカウントからの通信です。本艦のシャットダウンを無効化したうえでネットワークを通じ、他の自衛海軍全艦隊に送信されています。アカウント名は……「睦月」」 大鯨「!!!睦月皇后陛下?!」 天皇陛下「ちゃんと映ってる？……全海軍関係者の皆さん、こんにちは。私の話を聞いてください」

レトロ感漂うレンきゅんに迫る怪しい影、その正体は一体！ポニテおいしいです。続き⇒im1639122

エリックの話では、この輸送艇を飛ばす為に埠頭の道路を滑走路代わりに使うという事だった。発進準備が整うまで、敵の攻撃を抑えることが蘇芳達の今回の任務だ。 …予想通り、また所属不明のアームズ部隊が現れる。それは、自衛軍に偽装したコーポレーション「王華企」の隠密部隊だった。 ？「こんなものまで用意していたのか…」 　「絶対に奴等を逃がすな…いいな！」 蘇芳「何だ、あいつらは…王華側のアームズ！？」 えみか「あれが私たちを追っていた奴等の正体よ」 エリック「何とか持ちこたえてくれ！」 蘇芳「わかった！」 Mission.09→im7857371　InterMission.10→im7865368 この静止画は、FM3rd風味な内容です。登場キャラクターの設定は、うp主の独断と偏見で与えたものです。この作品のMMD世界観設定は、うp主のMMDドラマと同じものです (ただし、ドラマ本編の直接の内容や、VOCALOID達との絡みはあまり無いと思われます) …以上の点、ご注意ください。

閑散とした港の一角、少女の悲鳴が上がる。 その日、非番のために久方ぶりに葱焼市街へと繰り出していた奈月は、帰投時間のため再び港から海上へと出ようとしていた。その途中、正体不明の「構造物」と遭遇し、一瞬の隙を突かれて捕獲されてしまう。 艦娘である奈月の全力をも無効化する「それ」に、成す術がない奈月。 そこへ、黒い制服に身を包んだふたりの少年が通りかかった。刃物のように切れ味の鋭い雰囲気を持つ黒髪の少年と、少女と見紛うばかりの美貌を誇る亜麻色の長髪の少年。 「その娘を……離すんだ!!!」 黒髪の少年の静止も聞かず飛び出す亜麻色の髪の少年。その少年めがけて「それ」は巨大な眼球から奇っ怪極まりない光線を放った。 左手の籠手から放たれる光の盾でそれを受け止め、さらに接近。第二射目は左手の壁へと飛び上がってかわし、そのまま壁を蹴って「それ」の直上へ。 「ここはお前のいるべき場所じゃない……お前の世界へ帰れ!!!」 衝撃、爆発。轟音が港全域に響き渡る。 「……ふん、上出来とはとても言えんが、うまくやったな、乱。褒めてやる」 「大丈夫？もう、平気だからね」 「あれ」が砕け散る爆風から奈月を護った少年が、青い瞳で奈月の顔を覗き込む。 まるで吸い込まれるように美しいその瞳に、奈月の視線は釘付けとなったままだった。 「あ、ありがとう……あの、貴方は？」 「僕の名前は乱藤四郎。親しい人は「らん」と呼ぶよ。君にもそう呼んで欲しいな」 直前にあった出来事を失念するほど、奈月の心は乱藤四郎の笑顔によって動揺していた。

　八極拳は近距離で相手を圧倒することにただひたすら進化し続けてきた戦闘武術です。特に私が部分的に習得している李氏八極拳は套路（練習の型）よりも一つの技の純度を重視する傾向があり、達人として知られる李書文は牽制の一撃だけで相手が倒れて（死んで）しまった、という逸話があるほどです。 　相手を防御の上からでも強引に打ち倒すというコンセプトは、イスラム圏において発達した「心意六合拳」にも似ており、その用途が戦闘以外の何物でもない事を如実に表していると言えるでしょう。 ①　裡門頂肘・外門頂肘 　八極拳の基本、相手に近づく際に用いられる技です。ただの肘打ちではなく、肩を抉り込むように体ごと肘から突っ込む体当たりのようなイメージで、体重の乗った勢いが肘に集中するため高い威力を持ちます。相手の懐に潜り込む形を裡門、構えの外からの頂肘を外門と呼びます。 　②　鉄山靠 　もはやお馴染みの「八極拳といえばこれ！」。低い姿勢で懐に飛び込み、靠（肩口から肩甲骨あたりの範囲）で体当りします。多くの場合は相手の攻撃に対するカウンターとして使われ、単一では効果が薄いとされています。 　③　連環腿 　八極拳で数少ない足技です。これはしっかりと足を地面に据え付けて放つ打撃の方が蹴りよりも威力があるため。練習では高く蹴り上げ、必要に応じて実戦で高さを切り替えていきます。 　④　猛虎硬爬山 　もうひとつの八極拳の代表的な技ですが、その正体は釈然としません。当初この技は「相手に突きを防御させ、すかさずそのまま肘打ちに移る技」と紹介されていましたが、のちの時代では掌で相手を打つように修正されています。基本的には上半身の捻りで打ち込む技で、単体で使うことは希のようです。 　八極拳の威力は先に述べた李書文のあまりの強さもあり、中国全土に広まっていきました。実際のところ単発での殺傷力は一番でしょう。 　しかし、一撃一撃の合間には必ず好きが生まれ、そこを突かれると脆い面があるのも事実。そのため、八極拳士の中には他の流派を取り入れてその隙をなくそうという試みもあるそうです。 　その最たる存在が八卦掌。八極拳とは逆に柔の代表とも言うべき中国武術なのです。

入学式を終えて初日にさっそく部活動にいく中１くん。柔道部の入り口を開けるとフワッと桜の花びらも舞い込んで…な、春らしい感じ。 このイラストってskebのご依頼ですが実はこの絵は半分で、この数日前のがあって、アルバム風に仕上げた（今のskebの複数投稿機能が出る前）ものです。 ちなみにそのもう片方はpixivにあります。 続けてみるとこの指導員（外部）の正体が分かります。skeb納品分は桜の花で短いドラマみたいな感じにしています。