結構前に描いた黒菜さんをサルベージ。　ペンネームが旧名ｗ　時の流れに身を任せつつ、道草。 ねこむすめ道草日記がアニメになるとしたら、黒菜役はぬーぬー(沼倉愛美さん)が良いなぁ……。

気が付けばいつの頃からか「彼女」は「この世界」に「在った」。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何処で生まれたのか、何処から来たのか、そして自分が「ナニモノ」であるのか。 　　　　　　　　　　　　　それは「彼女」自身が最も知りたいと思い、そして未だに果たせていない「問い」であった。 　　　　　　　　それでも何となくではあるが大体理解している「事」がある。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「それ」は―――――

彼女はそろそろ「それ」を聞いておかねばならないと思った。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　此処はそろそろ「アレら」により「戦場」になる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それこそ今までの「児戯」とは比べ物にならない程に。

ぎゅーってしたよ！！

【スペルカード及び弾幕ごっこ】 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「この世界」とは位層を同じくしながら幾重もの「結界」によって隔絶した「とある異界」において用いられている「力」（神力や魔力、妖力等）を「技」や「術」として封入された「呪符」。これを「スペルカード」と言い、それを用いた決闘を「弾幕ごっこ」と呼称する。その「異界」には「この世界」の時代の変化についていけなかった「人間」をはじめ、文明の進歩により忘れられたり忌避された「妖怪」や「妖精」「神」といった存在が住んでいるのだが、異種族間故の力の差や不心得な野心を抱く者により秩序を保つのが難しかった（中にはストレスや暇潰しで「異変」を起こす者も） それを解消すべくその「異界」を「結界」で守護していた「巫女」と「大妖怪」がそれらの「力」の差を埋め、かつ互いの鬱憤を晴らすものとして考案したのが「スペルカードルール」による「弾幕ごっこ」なのである。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　基本的には一対一の対決スタイルで互いに決められた枚数のスペカしか持つ事が許されない。勝負開始と共に互いに距離を取ってカードを具現化させた弾幕を撃ち合い、一定以上の弾幕を受けた場合かどちらかが弾幕を使い切った時点で勝敗が決する。因みに人間以外の種にとっては「その世界」における自身の存在をアピールできる数少ない機会なのでかなり強力で、かつ見た目が派手で美しいスペカを用意する者も少なくない。 　　　　　　彼女が何故「異界」の物である筈の「これら」の存在を知っていたのかは謎。

そう、「これ」が様々な「分野」からの「視点」、そして「あらゆる方向」からの「検証」による「実証」によって導き出された「彼女達」の「答え」であった。

何となく「彼女」の「言葉」に「不穏なもの」を感じ、「少女」はつい口を挟んでしまう。 　　　　　　　　　だが、「それ」を自身知りつつも敢えて「彼女」は「言い放った」。

「彼女」は徐に翳した右手を軽く数度ほど「揉む」。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すると「揉む」毎に搔き集められた「空気」が徐々に、徐々に「形」を成していき――――

ツイッターで♯今日の色紙というハッシュタグで毎日色紙をアップしています。pixivには大体一週間に一回まとめて上げます。

「数」を以ってしても、「力」を以ってしても、「信仰」ですらもどうしたって為し得られない事がやはり「この世界」には存在するものである。

「それぞれ」が「それぞれ」に「それぞれ」の「それぞれ」を「それぞれ」受け止めたのを確認した「それぞれ」は―――――

あの長さの刃振り、あの柄に描かれた桜と柄尻に付いたふさふさの白毛――――。 　　　　　　　　　　　　　その「刀」に、そして「持ち主」にかつて「彼女」は「面識」があった。