■明けましておめでとうございます。 ■昨年はお世話になりました。 ■今年も宜しくお願い致します。 ■今年も知人やTwitterフレンド方様優先でしたので、Webでは遅れて公開することとなりました。 ■去年2011年はいろいろありました、日本の東北地方太平洋沖地震もちろん、世界でもチリやトルコやニュージーランドの大地震や、タイの洪水、リビアの騒乱など本当、激動な年でした。 ■そんなこんなの年でしたので今年こそは明るく希望のある年になって欲しいという思いから”愛と夢と幸せと喜びと願いと”いうテーマで描きました。 ■絵のキャラは神戸新聞を代表？する今井知菜さんです。 ■今年は幸せな年になるよう願っております。

その後、あっさりと雨は上がり、洪水も呆気なくその水流を下げ、ギターリストはまた奈落の底に落ちた。なにが必勝だよ。まったく。ギターリストはもう泣くしかなかった。でもさ、たった二か月で４か月分もの安定した収入をなんやかんや必死に稼いだあんたは傍から見たら、それどう見ても、地上だよ！

　うっすらとしていた意識を取り戻す。どうやら、夢を見ていたようだ。 　いや、夢というには輪郭が明確すぎる。明らかに「見て」いた。 　それが異常な事態であることを理解するには、少し時間がかかった。自らの周囲が、途方もなく異常な有様であることに気を取られていたからだ。 　ようやく直前の記憶を思い起こし、何が起こったのかを悟る。そして、現状を可能な限り予測し、感覚的な状態ながら結論した。 　今、自分の意識は身体とは別の部分にいる。もっと言うなら、半分覚醒した状態で切り離されているのだろう。 　そしてここは、おそらく……自分を取り込んだあのB型の意識の中、だろうか。 「ほんの少し」「違うかな」「僕は」「僕たちは」「個であり」「集だから」 如月「？」 「本当は」「帰ったままに」「でも」「君はまた」「来てしまったから」 如月「あなたは……誰なの？」 　返答はない。一度に多くの声が帰ってくるのに、その全てを把握できる不思議。 　おそらく睦月であったら癇癪を起こしていただろう。 「ここは」「危険な場所」「彼らは」「既に取り込まれた」「今すぐに」「離れて」 如月「彼ら・・・とは、32打戦のこと？」 「救えた子達も」「いるけど」「多くは」「もう君たちの」「手には負えない」 「できるだけ」「早くに」「逃げて欲しい」「時間は」「僕たちが」「稼ぐから」 如月「やっぱり、貴方は……教えて、この海域で、何が起こってるの？」 「今は」「多くは言えない」「伝える時間もない」「だから」「託すよ」 「君が」「君たちが」「いずれくる時の捻れに」「負けないように」 「敵は」「その捻れの主」「いずれ君たちを」「飲み込んでいくことだろう」 「その時は」「どうか君が」「捻れを正して」「皆を助けてあげて欲しい」 　まばゆい光を放つ「それ」が、如月に接近していく。 　手を触れた瞬間勢いを増した光の洪水が、如月の身体を、意識を容赦なく飲み込んだ。

逆境の雨は奈落の穴に洪水をおこしみるみる穴をふさぎ始めた。

初めて来られた方はお読みください→im11005283 精霊界であらゆる欲（食欲・自己保存欲等）をそぎ落とし （残存性欲については、今まで im5143305 とかで紹介したので、今回は省略） 素に戻った霊体が、いよいよ自分の故郷ともいえる霊界へと出発します 今までいたのは、霊界へ旅立つ為の準備をするためにあった「精霊界」 これから行くのが本当の「霊界」なのです そのタイミングは、正にその霊自身が決め判断します 今まで読んだ書籍では「山が割れその間を進む」など色々な表現がありますが、 大河を飛んで、渡って進んでいくというのは、ほぼ間違いないようです 霊は自らの意志で飛び、目印も標識も導く存在もありませんが、 確実に自分が戻るべき所を判断して進みます 一方、飛ぶ勇気も無く、彼岸へ渡ることも出来なかった霊もいます それらは、ずっとその場にとどまり続けるか、 地表にぽっかり開いた穴のような所に、 ある者は自ら好んで、ある者は誘われるように入っていく ある者は、精霊界に来た時点で、その光のレベルにさえ耐えられず まるで光から逃げるように、暗い場所を選んで潜ってゆく その先には、恐ろしい境遇が待っているとも知らずに・・・ 霊界とは全てが「光の世界」です 強烈な光の洪水に耐えられる霊と、耐えられない霊とでは 入り口も違ってきます 光とは霊流　霊流とは「愛」と「慈悲」に満ち満ちたもの それらに対して、どれだけ心の窓を開いて（素直になって）生きてきたかで 霊界に戻ってからの進路と境遇が変わるのです 次回は、彼岸の先にあるもの、貴方の魂の故郷をご案内します 【お借りした追加素材】 霧雨魔理沙：2151（そばかす魔理沙の人）様 水面エフェクト：ビームマンP様