薬研「……なんだ?その格好」 望月「これは、その……皐月や文月に、無理矢理着せられて……普段の服も部屋着も没収されて、仕方なく」 薬研「……ふっ、あっははははは」 望月（笑われたーっ?!絶対変な格好だと思われてる……！） 薬研「なんだよ、やれば出来るんじゃないか、おしゃれ」 望月「え？な、何……?変じゃ、ないか……?」 薬研「普段があんまりにもあんまりで色気がないからさ、ちょっとギャップに驚いちまったが……元は良いんだから意識して揃えりゃ可愛くなるのは当たり前だよな。まさかただの買い出しにロリータで来るとは思わなかったが」 望月「……そんなに普段、私はひどい有様なのか……それはそれで傷付くな……」 薬研「分かったらせめて髪梳かす位はしとけよ?せっかくの美人が台無しだからな。まぁもっとも、俺は今のお前さんの方が好みだけどな」 望月「か、からかうな……私は、60年以上も化粧知らずで、ろくにめかし方も知らないんだ……」 薬研「姉妹たちから教わりゃいいだろ?」 望月「着る服だって、満足に持ってない……」 薬研「買ってやるよ、なんだって」 望月「止めてくれ、どうしてそんなに私に優しくする……」 薬研「気に入った奴に優しく接して何が悪いんだよ?俺は言っただろ、俺の隣にいろって。ただ物置を側に置く趣味は無いからな、隣にいる限りはそれなりになってもらわないと……俺が嫌だ」 望月「横暴だな」 薬研「だがお前には必要だろ?この位の強引さが」 望月「！近い、顔近すぎるって!」 薬研「こら、隠すな。もっとよく見せろ」 望月「～～～～っ」 薬研「ったく、この位で音を上げやがって。そんな有様じゃこの先もたないぜ?（姫抱っこ）」 望月「うわっ?!」 薬研「せっかくの王子様のエスコートだ、堪能してくれよな?「お姫様」」 望月「……バカだろ、お前」 薬研「ああ、俺は戦場での生き方しか知らん大馬鹿だよ」 　もっちー、ぱわーうｐ。 　なお、8コマ目で「見えて」しまっていますが、見せパンですのでご安心ください（何を?）