稲妻 瞳 を含むイラストが 2 件見つかりました ( 1 - 2 件目を表示 ) タグで検索

<<前の20件 | 1 | 次の20件>>
絞り込み: 一般 (2)  |  春画(R-15) (0)  |  すべて (2)

かわいい(*´ω`*) シビれるねぇ! かわいい!

閲覧:242 コメ:3 クリップ:4

現れた3体のうち、突出している真ん中の1体に私は狙いを定めた。勢いよく振るった鞭は、蛇のようにするりと怪異の身体へと巻き付く。『痺れろ』唱え、鞭に纏わせていた魔力を瞬時に電気椅子並の強力な電流へと変換した。如何にタフな奴等とて、これを受ければタダでは済まされない。怪異は激しく痙攣し、身体は焼け焦げ、周囲にすえた臭いが充満する。僅か数秒ほどで頭部が破裂音と共に勢い良く弾け、残りはどろりと融解して活動を停止した。「ひとぉつ!」叫んで、解かれた鞭のボディを引っ張りながら疾走する。そして屠った個体の横をすり抜け、残る2体の背後に回り込んだ。奴等も振り返って迎撃しようとするが、その動きはあまりにも鈍い。私はここぞとばかりに、左の掌に溜めていた魔力を一気に解放する。『稲妻よ、来たれ』響く雷鳴にやや遅れて、黄色い二つの閃光が走る。雷に打たれた奴等は、やはり先の個体と同様に爆ぜ、ただの泥と化してその場に崩れ落ちた。「…案外脆いのね」姉さんを手こずらせた相手がどんなものかと思えばこの程度とは、正直拍子抜けだ。私は髪をかきあげ、その無様な成れの果てを冷たい瞳で見下した。「ヒュー、やるじゃん!」それを見た五百旗頭さんが口笛を一つ吹いて、興奮した様子でこちらを眺めている。褒められて悪い気分はしない。ついニヤリとしてしまう私。「…感心している場合ではありませんよ。後ろから新手です」不死原さんの警告通り、彼女たちの後方から怪異の集団が迫る。「了解、それじゃ次はあたしたちの番ね!」五百旗頭さんは気炎を上げ、敵を真っ直ぐに見据えて剣を構えた。「張り切るのは結構ですが、油断されませんよう」対照的に冷静な態度で不死原さんは応え、両手の短剣を強く握り締める。(…さて、お手並み拝見、といったところかしら)二人の背中を見つつ、私はそう心の中で独白した。それに彼女たちの能力について情報を収集することも、重要な任務の一つ。今宵の戦いは、長くなりそうだ。次→im10711108前→im10702519最初→im10672240

閲覧:203 コメ:0 クリップ:1

<<前の20件 | 1 | 次の20件>>