皮膚に樹皮を持つちょうど人と樹木の中間に位置するような種族。それゆえ、自然の中に存在する精霊たちとの交信に長け、その中でも彼女は種族随一の感応力を持つ少女。戦いの際には精霊たちに舞いを捧げ、その身を憑代にして精霊を宿して戦う。魔法だけでなく身体能力も飛躍的に上がる。彼らは普通、森の奥深くに村を作り、森を守りながら暮らしている。足は木の根と似ていて、土の中に埋めれば足から水と養分を吸収できる。母なる大地とつながれる足はとても神聖なものと考えられ、普段着では見せないようにしている。夜は立ったまま眠ることもある。 辺境の彼女たちの村にも戦火は飛び火し、少女も村を守るため戦う。

当時ずっと思ってたこと。

　シュガにとって、この冬は忘れがたい冬になった。聖導師から秘倉の鍵を渡され、日常のすべての仕事と修行を中断して、秘倉の中に二百年ものあいだねむっていた大聖導師ナナイの手記を読み解く作業に没頭したのである。 〔中略〕 　秘倉で見いだした大聖導師ナナイの手記を、苦労しながら読むうちに、シュガはしだいに、その手記にのめりこみ、夕食さえ忘れてしまうほどになった。〔中略〕それほど、ナナイの手記はおもしろかったのである。 　日の光のまったくささない地下の秘倉は、数本の風穴しかあいていない、せまい穴倉だった。シュガはそこに太いろうそくを十本ももちこみ、鏡をうまく使って、部屋をかなり明るくすることに成功した。できれば火鉢ももちこみたかったが、閉じた穴倉で炭を使うと、炭が燃えるときにでる毒で死ぬといわれている。秘倉は、しんしんと冷えこんだが、綿入れを着て、ろうそくの火のわずかなぬくもりにたよるしかなかった。 〔中略〕 読みすすむうちに、シュガは、ふと、ナナイがなぜ、これほどまでにくわしい手記を残したのか、そのわけに気がついた。――時はかならず事実をねじまげる。飾るために、あるいは神話にするために。ナナイは、生きているうちから、自分がやがて、この国の創世神話の主人公となることを知っていた。だから、国の礎を守るために使われる、ゆがんだ神話となってしまうもののほかに、自分がほんとうに体験してきた事実をひそかに後世に残そうとしたのだ。 〔中略〕 もうひとつ、ナナイは、その星読博士が伝えたヤクーの宇宙観に、とても心をひかれたらしい。目に見える世〈さぐ〉と見えない世〈なゆぐ〉が、たがいにささえあいながら、生きいきと世界をかたちづくっている、ヤクーの宇宙観にである。 〔中略〕手記の中には、あちらこちらに、ナナイの愚痴が書いてあった。たまには自分の頭を使え、と、トルガル帝をののしっている部分もある。シュガは、ひとつの国をつくるという壮大な仕事に熱中しながらも、つい愚痴をこぼさずにはいられないナナイの人柄に、親しみをおぼえた。 （出典: 上橋菜穂子 (2006年) 「2　秘倉にねむっていた手記」, 「第三章　孵化」, 『精霊の守り人』, 偕成社, 202-206ページ.）

昨夜上げた「女用心棒」の制作過程。

※1：番外編※2：各艦娘は、イメージ艦娘となってます(若葉は自分、タシュケントは自分の兄)2024(令和6)年3月18日(月曜日)午前0時31分頃、駆逐艦＆海防艦寮の地下駐車場より。この日は、初春型駆逐艦 3番艦『若葉』の進水日。艦歴等は各自で(ry因みに、同日の他記念日は"点字ブロックの日"、"明治村開村記念日"、"精霊の日"となっている。若葉「あっ…♡タシュ…♡」タシュケント「(進水日おめでとう、同志若葉…♡今年もあたしが必ず守るからね…♡)」相棒艦のТашкент級駆逐艦 1番艦『Ташкент』と抱き合って頭を撫でられている若葉、実質夫婦だからねこの二人(汗)この後イチャイチャするんだろうね、そして今年も若葉はТашкентに守られる側に…。【お借りしたモデル等】SSR式若葉改Ver1.60：SSR様mymt式タシュケント：mymt様スバル・インプレッサ WRX STI A-Line、トヨタ・ハイエース(200系)：verisuta様モブ軽自動車：下校様地下駐車場：包囲様AutoLuminous4Ver4.2、ディフュージョンフィルダ：そぼろ様