転生元モンスター：きせいじゅ きせいじゅとなる前のふゆうじゅは長い歴史を知る木の切り株だった。自由を得たと思ったふゆうじゅは魔物の命令に従うことしかできなかった。そんなふゆうじゅが人食い草に寄生されたころにはかつての意識は閉ざされてしまっていた。しかし、人食い草が寄生したことで考える力が奇跡的によみがえる。考えることを再び開始したきせいじゅはかつての自分を追求した。 その結果、閉ざされた過去の意識を取り戻すことに成功したのだ。考えることができ、自由に動ける、ついに長い歴史を知る切り株は本当の自由を手に入れたのである。 理想的な姿を見たきせいじゅたちは彼を「じゆうじゅ」と呼んでいる。 長い歴史の中で得た知識は魔力を操る知識であった。傷を魔力へ変える力、魔法を受け付けない力、魔力を解き放つ力とさまざまだ。 行く手を阻むならこれらの知識を使うだろう。 だが今は、自由となった身で世界中を見て回りたいらしい。身が朽ちて土と変わる前に。 使用する特技、魔法：マホカンタ、マホトラのころも、マダンテ、スクルト じゆうじゅには自由という花言葉があるラークスパー（ピンク）が咲いています。 できれば打撃系の攻撃を和らげるアクセを持たせてあげてください。

Pixivで展開していたオリジナル不定期シリーズ『第二次娘っ子大作戦』 が、ニコニコに移籍しました♪■『ニュースを知り、見つめ直し、考えるキッカケを提供する』をもっとうに 『考える力』を育てます。■取り扱うニュースは、タイムリーな物から過去物まで…基本、独断で選出しています（全てにはお答え出来ませんが、リクエストも可です）。

まれに参加するワンドロ。構図考える力が足りなかったので、この前の映姫さま丸真似

少年と出会った頃の話（過去編①） 「ったく、あの爺いったいどういうつもりなのかしら」 アイスクリームを前にご満悦の少年の相手をしながら悪態をつく。 旧知の老吸血鬼が昨日の夜いきなり家までやってきて碌な説明もなしに少年を置いて去っていったのだ。 子供の世話などしたことのない私に何故こんなことをするのかまったく意図が分からない。 「あんたあの爺から何か聞いてないの？何か重要な秘密があるとか」 「んー？お爺さんはお姉さんを怒らせると怖いって言ってた」 「あー、はいはい。まあ、何も聞いてないわよね」 「あとお姉さんは彼氏いないって言ってた」 「くぁｗせｄｒｆｔｇ！！余計なお世話よ！！」 「ごめんなさい」 「ああ、貴方に怒ったんじゃないわ。あのクソ爺よ。いつもいつも一言多いっていうのよ！あの爺！」 少年のアイスクリームにスプーンを突き刺しながら老吸血鬼への怒りをぶつける。 あの老吸血鬼にはいつもいいように使われている気がする。 以前にもただの届け物だからと言われて不死者だらけの中を走り回らされたことがある。 そういえばあの時の報酬はまだもらっていない。 「貴方、名前は？」 「彼方（かなた）」 「ふーん。私は遥香（はるか）なんか似てるわね」 一つのアイスクリームを彼方と一緒に食べながら公園の中のカフェで午後を過ごす。 子供は苦手ではあったが不思議とこの少年には抵抗はなかった。 馬が合うというやつなのだろうか。むしろ好感すら持てた。 この頃の少年はまだ考える力を失ってはいなかった。 【前回　im3389192　/次回　im3692890】