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お花がいっぱいでステ

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エルフの里周辺は春到来でようやく雪解けが進み始め、城内ではただいま花祭り開催中です。 いたるところに魔法で呼び寄せた桜が咲き誇り、春夏秋冬関係なく花が飾られ、里中が甘く香しい匂いに満ちています。 「あら、みっちゃん。お祭り楽しんでる?」 「最高よ! みくちゃん。ふるまい酒もごちそうもふんだんに用意されてて、みんな気持ち良くなってあちこちでヘベレケになってるわ」 「こらこら、城下の者はみだりに城壁の上まで飛んできてはならぬ」 「えー、警備隊長お堅いんだからあ。警備区域までこれだけ華やかに花で埋め尽くしてるのに、私たちには見せてくれないの?」 「だから、特別にレア様の館の塔を開放しているだろう。臨時の城壁庭園を見学したければそちらから眺めるように。れむルカもだ、私たちに特段の用がないなら戻りなさい」 「あらあ、ヴァルター様お冷たいですわあ」 「ふふふ、いつもにまして酔っ払いによる喧嘩やトラブルが絶えないわ、二日酔いで脱落する隊員続出だわで、隊長もちょっとピリピリしてるの。みっちゃん、後で非番になったら一緒に呑みに行きましょうね」 「うん、楽しみに待ってる。……みくちゃんの頭のお花きれいだね、今回の警備隊員はこれで統一しているの?」 「そう、メルラメラーヌ様に花冠編んでもらって、仕事中はみんなこれを身に着けるの。ふだんイカツイ感じのヤツにも、お花がちょこんと頭にのってるのを見ると、案外可愛いものね」 「ああ、それでですねえ。純正エルフの皆さんも花冠で着飾ってますよお。こちらも当然男女の区別なく、オルティス様も憮然としながら豪華特製花飾りをお召しになってましたよお」 「あはは、メルラメラーヌ様に加えて、鍾季様とアレクシス様に力づくで押し切られたんでしょう? 相変わらず妹君にはお甘いんだから」 「それに加えて、花祭りを率先して盛り上げるようにとレア様のご命令が下ったからな。いかに兄上でも逆らえんよ」 「それでうちの隊員が次々花見と宴会に駆り出されては轟沈しているのか。確かに盛り上がってるには違いないけど」 つみ式ミクさん、ボカロでありながらエルフの里を守る悪魔として初登場です(もちろん永遠の16歳)。

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陽気でにぎやかな毎日が続いていたエルフの里の花祭りも、ようやく終わりを告げました。 いたるところで咲き乱れていた桜の木たちは元いた場所へ戻され、飾りつけの花々が片づけられています。 徴用のひとたちやその他任意で撤収作業に従事する者たちによってお祭り会場が解体されて、いつもの静かな里に戻りつつあります。 「花束の作成か、メルラ」 「ええ、オルティス兄さま。このまま捨てちゃうにはもったいないから、まだまだきれいなのを壺に生けて、ちょっと魔法をかけて一か月くらい鮮度が持つようにして。薬屋で置いてもらえば、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなるし」 「こういうのはお前の得意分野だからな」 「生け花は無理でも花びらだけ集めてお風呂に浮かべれば、しばらくは豪華な花風呂が楽しめそうよ」 「うふふ、レティシア様が人間の街からお持ち帰りのひよこと一緒に、里の温泉がいっそう華やかになりそうですねえ」 「今回の作業が終わったら狩りにでも出かけるか。メルラ、お前はどうする」 「いいわねえ。外はいっせいに芽吹いて一番気持ちいい季節ですもの」 「くれぐれも誤射などしないように頼むぞ」 「もう、分かってるってば兄さま。いくら私でも毎回ドジ踏んだりしないわよ」 「今度こそはお前の言葉を信じるぞ……しかし、白緑め。あいつ、あれで何杯目の蜂蜜酒だ。飲み物の用意は労働の合間に喉をうるおすためのものであって、飲み放題ではないぞ」 「今日は汗ばむ陽気だし、炭酸で割ってレモンを浮かべた蜂蜜酒は美味しいから仕方ないわね。というかお祭りの片づけくらい、能力を使えば私とオルティス兄さまだけでも十分間に合うくらいなんだけど」 「暇をもてあます住民たちにも役割は必要だよ。そもそも里で祭りなどの行事をさかんに行う意味は、メルラもよくわかっているだろう?」 「まあね。私たちは寿命がないけど、だからこそ生きがいが重要だものね」 「今日中に作業を終わらせて、明日は狩りの準備をするぞ」 「今回の遠征期間はどのくらい? 兄さま」 「一週間から十日前後かな」 「それだけあったら天幕や調理道具も、しっかりしたもので行かなきゃね」

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遠い人間の街は長期連休でごった返しているようですが、花祭りも無事終了したエルフの里は、いつもの静かな日常が流れています。 ヤコさんの神社に手土産持参でやって来たのは里で和食店を営む雅雪と鈴音夫妻、そして門前のクリーチャー商店街で和菓子店舗を経営する鴉天狗の烏丸漆と深山琳桐夫妻。どちらも本日は定休日のようです。 「いやいや、うちは休みじゃないから。店主が休暇取ってアルバイトの子たちにお店回してもらってるだけだって」 「琳桐さん、どうしました?」 「天の声が聞こえた気がしたから何となく。ヤコさんも悪いわね、こんなに大勢で押しかけちゃってさ。しかも温浴施設帰りでみんなほんのりお酒入っちゃってるし、盤駒まで借りちゃって」 「かまわぬぞ、雅雪殿からは稲荷寿司、漆殿からは和菓子の差し入れといろいろいただいておるからのう。どちらも私の大好物じゃ、娘たちもさぞ喜ぶであろう」 「どう? 鈴音ちゃん。当店の限定商品、桜形に焼いた生地に桜餡やいちごクリームをはさんだどらやきなんだけど」 「あら、ふんわり甘くて美味しい。渋めに淹れたお茶とぴったり合うわね」 「コーヒーや紅茶でもいけるわよ。たこ遊郭へのお持たせとしてもなかなかの評判でさ、いっそ定番に格上げしてもいいんじゃないかなあ」 「それは難しいだろうな、琳桐。いくら原材料や商品を時止庫に保管できるとしてもね。さて、雅雪。これでどうだ?」 「……ちょ、ちょっと今の待った!」 「おやおや。僕の20連勝は目前のようだね」 「お兄ちゃん、また漆さんとの将棋で負けてるの?」 「いや、今回は俺の方が勝勢だったはずだぞ」 「どうやら子供たちがレア様の館から帰ってきたようじゃ。稲荷寿司の包みを開けておやつの準備をしようかのう」 「ヤコさん、うちの白露も来てますか?」 「うむ、木蓮殿も一緒のようじゃな。これはこれは社務所がにぎやかになるのう」 種族:鴉天狗。烏丸漆さんと深山琳桐さん初登場であります。

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