右側文字「魔王亦驚怖」の元ネタは正法眼蔵もとい大智度論だけど、道元禅師の訓読の仕方がアレだね。 道元さんの「絵を描く姿」って解釈でも、まあ話が狂わないとは思うケド。 法華経「勧持品」 悪鬼入其身（悪鬼は其の身に入る） 太平記「高野与根来不和事」 爰に我慢邪慢の大天狗共、如何にして人（覚鑁さん）の心中に依託して、不退の行学を妨んとしけれども、（覚鑁）上人、定力堅固なりければ、隙を伺ふ事を得ず。・・・（覚鑁）上人は不動明王の形像にて、伽楼羅炎の内に坐し給へり。・・・誰かが覚鑁さんに石を投げつけた。曾て其身に中（あた）らず、あらけて微塵に砕け去る。是の時、覚鑁「さればこそ汝等が打つ処の飛礫、全く我身に中る事、有るべからず」と、少し憍慢の心、起こられければ、一の飛礫、上人の御額に中て、血の色、漸にして見へたりけり。「さればこそ」とて、大衆ども、同音にどつと笑ひ、各、院々谷々へぞ帰りける。 都都逸「俺の跏趺坐にゃ　魔王もビビる　かかってこいや　羅刹ども」

東海道とは江戸日本橋（現在の東京都中央区日本橋）を起点とし東海道、中山道、日光街道、甲州街道、奥州街道をとくに五街道と呼び日本全国へ向かう主要街道として重要視された街道の一つである。現在も日本橋は日本の一級国道の起点として「日本国道元標」が設置されている。 東海道は特に現在でも「東海道五十三次」と呼ばれ有名であるが、実は「東海道五十七次」が正しい。 一般によく言われる五十三次は江戸日本橋から京都三条大橋の江戸～京都間を指すのであるが、これに京都三条大橋から京街道の伏見、淀、枚方、守口、の四次を足して五十七次とした。もっとも、この京街道は大阪夏の陣（元和元年　１６１５年）以後に加えられたものであったので五十三次がそのまま定着してしまったようである。 　江戸日本橋、品川、川崎、神奈川、保土ヶ谷、戸塚、藤沢、平塚、大磯、小田原、箱根、三島、沼津、原、吉原、蒲原、由比（由井）、興津、江尻、府中、丸子（鞠子）、岡部、藤枝、島田、金谷、日坂、掛川、袋井、見附、浜松、舞阪、新居、白須賀、二川、吉田、御油、赤坂、藤川、岡崎、池鯉鮒（知立）、鳴海、熱田（宮）、桑名、四日市、石薬師、庄野、亀山、関 、坂之下、土山、水口、石部、草津、大津、京都三条大橋 　計百二十五里二十町（４９３．０９２５キロメートル）