「この国は本当に平和なのね」 　思わず声が漏れたがそれもすぐに沈黙へと変わる 　頭の中ではいろいろな思いが巡る 　私は開発予定の次世代最強種の「母」への適合率が一番高かった、それだけの理由で私達はこの国へ優先的に入国する事になった 　チリジリになっていた我が王国の国民たちも優先的にこの国の一部に造られた土地に無条件で住むことが許可された 　だったらもっと早く教えて欲しかった 　そうしたら私の、いえ、みんなの父である国王もみんなの母である女王もあの様な野蛮なヒトによって殺される事は無かった 　悔しくて涙が出そうになる、自分の両親や国民を殺した「ヒト」達とそれによって造られた思い出すのも恐ろしい「化け物」の庇護下に入らないと安心して暮らす事も出来ない事実に 　あの日の事を思い出す、何気ない朝だった、本当に普通の朝だった 　難民キャンプの前に大きな車が止まった 　次の瞬間、武官としてついて来ていた獣人の半数が無残な姿になっていた 　サーヴァントと八頭身による奇襲、身体能力の高い獣人族とはいえ正面からの戦い以外では勝負にならない 　目の前で女性たちが連れていかれる、戦おうとした男たちは殺される 　母の服従の芳香によりサーヴァント達が動きを止め八頭身が立ち止まる 　父はすべての国民に逃げる様に指示を出し八頭身へと向かう 　あの化け物には父の爪も牙も大したものではない様だった、腕を振るった瞬間、父の体の三分の一は無くなっていた 　母は芳香の為に動けない、父も動けなくなった、私は・・・私は？ 　第一継承者として責務の為に残るべき？ 　血を残すために逃げるべき？ 　そう考えていた時、マリエル達に手を引かれた、何か言おうとする私を無視して無理矢理引っ張っていった 　最後に見たのは私を見て微笑む母の姿が暴力によってひしゃげる姿だった・・・ レア：かにひら様 dSAdultShader：ドゥドゥ様 PowerShader v3.1：角砂糖様 普通に狭いビジネスホテルのシングルルーム：灰色様

【絶唱】 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「戦姫絶唱シンフォギア」におけるシンフォギア装者の扱える最大にして最強の「禁忌の力」。「聖遺物」の持つ力を装者の身体負荷を度外視して発動する「歌」で、それにより発する膨大なエネルギーは瞬時にノイズどころか周囲総てを灰燼に帰する程の威力を持つ。言わば放射能を発しない限定核爆弾である。しかし只でさえ「神格級」や「聖人級」が持つ事を前提に存在する「聖遺物」を適合率があるという”だけ”で「神格」でも無ければ「加護」を受けた訳でも無い「ヒト」が使うだけでも相当な負担になっているのである（事実、長時間の使用は例え先天的適合者でも無理が生じギア劣化、破損に至ってしまう）　それを限界以上に引き出した場合にはその圧倒的負荷に人体が耐えきれる訳は無く、良くて後に使用した翼の様な瀕死の重傷に。最悪は奏の様に体そのものが灰となって消えてしまう。この問題は後に一期最終話で響達が月落下を止める際に使用した「合唱」を参考にした「絶唱」の負荷を分散させる「S2CA」（Superb Song Combination Arts）、「S3CA」（Glitter Gear Gathering Finest Arts）といった方式の採用により解決される事になる。

【天羽奏】（CV 高山みなみ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「戦姫絶唱シンフォギア」第一期第一話に登場し、そして「退場」した少女。本作品のメインキャラクターのひとり「風鳴翼」とアイドルユニット「ツヴァイウイング」を”組んでいた”。明るく快活な姉御肌の性格で気弱で何かと危なっかしい翼を支える「旦那様」である。どこかのスイート組と逆だなw　しかしその内には両親を殺した「ノイズ」への「怒り」が源泉に在り、元々シンフォギア適合率が低いにも関わらず「リンカー」（低適合者の適合率を一時的に引き上げる薬物）を打つなどしてまで戦おうとするという恐るべきまでの執念を持つ。第一話のコンサート時に襲撃してきたノイズを撃退する際に逃げ遅れた響を守って奮戦。しかしリンカーの効果が切れかかりノイズの群れに包囲されるともう駄目だと諦観する響に「生きるのを諦めるな！」と激を飛ばしノイズに対し「絶唱」を発動。しかし後天的適合者であった彼女の体はその衝撃に耐えられず最後は相棒である翼に抱かれながら灰となって散って逝った。彼女の死により気弱だった翼はまるで「まどマギ」のほむらの様な覚悟を決め、より一層閉鎖的で頑なな性格になり、彼女に「聖遺物」と「命」と「思い」を託された響は今度は自分が救う番だとしてノイズとの戦いに身を投じる事になる。CVはご乱心の「月影闇子」さんこと「ハートキャッチ！プリキュア」の「ダークプリキュア」役や某短パン探偵ショタ小僧役で有名な「高山みなみ」さん。ラスボスであった「デューン」主役の某自爆少年アニメでもOPを担当した文句無しの歌ガチ勢である。