レーベ「鈍い音がしたから何かなっと思って振り向いたら」U-511「びっくりしました。」前im4889014　　　次im4889071

その「右手」に宿らせていた筈の「糸」はいつの間にか既に消え失せ、重く鈍い音と共に新たなる「魔法陣」が浮かび上がっていた。

穴に落ちて、落ちて、落ちた このままどうなるのか考えてたら足が何かに引っかかって止まった でも引っかかったのは片方の足だけで、自由な片足はそのまま衝撃で重力に抗うことなく――――――ゴッ!! 鈍い音が当たりに響いた。当たりはいつの間にか暗闇から光に包まれていて、見たこともないぐらい鮮やかな世界が広がっていた シャキン、と金属の音がした。前を見ると俺と似た服を来た奴が刀を静かに鞘から抜いていた。そして一言 「斬る」

ワイルド大陸平原地帯山岳部の川沿い。 帝国の所有する、発掘現場からの定期連絡が途絶え数時間。 様子を見るため、駆け付けるギルラプターの編隊、その彼らを狙う影があった。 突如の水しぶき。その陰は、白い骨格のギルラプターを川へ引きずりこんだのだ 「全機後退！」 命令を叫ぶ帝国軍部隊長カン・ユ。 ﾊﾞｷﾊﾞｷ 悠々と水中を泳ぎ、鈍い音を当たりに響かせる強大なゾイド。 遠距離武器を持たぬ彼らは、静観するしか術はなかった。 すると、上流の洞窟から衝撃と粉塵。 「爆発！？しくった！」 ギルラプターを吐き出し下流へ泳ぐ強大なゾイド。その先には荷台に赤いディメパルサーを乗せた水面を移動する改造の程化されたキャタルガがいた。 増援が駆けつけ、洞窟の通路を再整備し。中へ進んだ彼らの見たものは、無残に破壊された発掘現場と、巨大な崩れ去った奇怪なゾイドの骨格だった。

去年の夏、コクーンシアターにて舞台「ザ・ウェルキン」を観に行った。 話は1759年の英国の田舎町、75年に一度のハレー彗星を来ると言われる中、一人の少女サリーが殺人罪で絞首刑を宣告される。 しかし、彼女は妊娠を主張、妊娠している罪人は死刑だけは免れるという。サリーが妊娠しているかどうか、陪審員に選ばれたのは１２人の女性達。１１人が死刑だと言う中、1人助産婦のエリザベスだけが無罪を主張・・・という話。 クライマックスの凄惨な場面が強く記憶に残るが、それよりもラストの彗星を探す場面でエリザベスとサリーの後ろの壁が迫り、木の机や椅子を巻き込んで鈍い音を立ててくる演出は何だったのか。 単純に恐さを感じたが、文庫本のザ・ウエルキンを読んでも答えは載っていなかった。意図を書いた記事がドコかにあるかもしれないが、自分なりに考えてみようかね。 公式Twitterで千穐楽が終わった時の全員集合の写真、血糊に塗れた大原櫻子さんがピースサインしているのがシュールで笑った。