鈴懸 を含むイラストが 5 件見つかりました ( 1 - 5 件目を表示 ) タグで検索

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↑決めポーズを描きた 敵を倒して見得を切る

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↑そうですねぇ、その 日向家は資産家か…味

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剣が君の鈴懸くん描いてました!

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翌日の昼休み。午前中、雑談という体で生徒たちへ聞き込みを開始したが、怪異についての証言は一切得られなかった。そもそも怪異が活動的になっているのであれば、不死原さんたちが気付かない筈はない。その点が、妙に引っ掛かる。このまま虱潰しに聞き込みを続けて、成果が上がるかはかなり疑わしい。考えている内に私は階段を登り終え、自分の教室がある2階の廊下へと辿り着く。すると。ガタンと乱暴にドアを開く音と共に、一人の生徒が目の前を横切って行った。(鈴懸さん?)急いで走り去るその後ろ姿を追いかけようと思ったが、そこで私は踏みとどまる。“疑わしい報告”をよこした張本人が一体何をしていたのか、探ってみた方がよさそうだ。直感でそう判断した私は、鈴懸さんが出てきたであろう女子トイレへと向かった。入ってすぐ右手には洗面台と鏡が三つ並び、左手には個室が数室並んでいる。まず個室の方を見渡してみたが、ドアは全て開放されていて、何かが潜んでいる様子もない。(…特に異常は無いようだけど)更に詳しく調べようとした、その刹那。身体が、動かない。ぞわり、と背中に走る悪寒。そして背後には、何者かの確かな気配。水道のセンサーが“それ”に反応したのか、水が流れ始め。「…シッテ…ドウ…テ…」そこにか細い女の声と、水道の詰まる音が混じり。「ドウシ…テ…ドウシッテ…」柔らかい何かが溢れ出て、悪臭が漂ってくる。「ドウシッテ…ドウシッテ…」ごぽごぽ。びちゃびちゃ。「ドウシッテ?ドウシッテ?ドウシッテ?ドウシッテ?」ごぽごぽごぽごぽ。びちゃびちゃびちゃびちゃ。狂ったように反芻される女の問いかけと不快な音に、私の恐怖はとうとう臨界を迎えた。「…姿を現せっ!!」叫んだ瞬間に金縛りが解け、私は勢いよく後ろを振り返る。(……いない?)あれほど濃密だった気配は、いつの間にか掻き消えていて。洗面台には酷い悪臭を放つ泥と、それの混じった泥水が残されるのみだった。次→im10697008前→im10686743最初→im10672240

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…あの時を境に、鈴懸さんが忽然と姿を消した。それに呼応するが如く、僅か数日で「白装束の幽霊を見た」という噂が囁かれ始める。その為、私たちは急遽旧校舎の部室に集まり、今後の方針について協議する流れとなった。「…怪異は洗面所、踊場、廊下、教室と、神出鬼没。唯一の共通点は目撃された際に泥を残していくこと…ですか。如何せん情報が少なすぎますね。時に日向さん、鈴懸さんの行方は?」「お手上げよ。あれ以来、誰も彼女を見ていない。まるで、神隠しにでも遭ったみたい」すると、五百旗頭さんが何故か苦い顔をして問うてきた。「…それって、異界に連れ去られたってこと?」「おそらくね。でも異界と繋がっている場所が分からなければ、手の打ちようがない。厳しい状況よ」現状の難しさを共有した私たちは、自然と黙り込む。そうして、暫しの時が流れた後。「……鏡の国」椅子の前脚を浮かせ身体を揺らしていた五百旗頭さんが、ボソリと呟いた。「え?」気になった私は聞き返す。「…あのさ、鏡の向こう側の世界に迷い込むっておとぎ話があるでしょ?それと同じかなって」「でも、教室や廊下に鏡は無いわよ?」私が咄嗟に矛盾を突くと、確信がないのか、彼女は再び考え込んでしまった。「“姿を映す物”を鏡に含めるなら、どうでしょうか?」そこに不死原さんが、仮説を補完する形で私見を述べる。「…推論の域を出ないわね」懐疑的な態度を崩さない私を見て、不死原さんはその場に立ち上がった。「論より証拠ですよ。ほら…」何かに感付いた彼女が、窓ガラスを指し示した時。…一年前に見たあの怪異が、フッ、と、通り過ぎて行った。「…マジ?」言い出しっぺが思わずそう口にするのだ。私が驚かない訳がない。「もう議論の必要はありませんね?鈴懸さんの事を考えるなら、行動は急いだ方が良い。…いざ、敵地潜入と参りましょう」“物置の魔女”が口を歪めてそう締め括ると、会議は呆気なく終わりを迎えたのだった。次→im10702519前→im10691569最初→im10672240

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