夕暮れ時の紅魔館。 門を開けるといつも通り眠っている門番。それを見て少々呆れ気味のメイド長。ニコニコ静画初投稿になります。 お借りしたもの ：モデル ・十六夜咲夜　　　　　　　アールビット様 ・紅美鈴　　　　　　　　　アールビット様 ・紅魔館　　　　　　　　　nya様

「それ」はどこにでもいて、どこにもいない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　聳える山も、深淵の海も、分厚き壁も、そして「人の心」も。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あらゆるものの阻みも柵（しがらみ）も、「それ」には何の意味も為さない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「それ」にとって「世界」総てが「入口」であり、そして「出口」。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「それ」は最初から在ったかの様に「そこ」に居て、最初から無かったかの様に「そこ」には居ない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「それ」にとり総てが鍵の無い「門」に過ぎないのだ。