三：「今の時代は凄いなぁ……。私の「現役」の頃と比べて色んな物が進化している。昔は移動に何日も掛かっていた鉄道も今ではなんと鹿児島から北海道まで数時間で行けるし、自動車も格段に向上してるし、空も80日間どころか数日で世界を一周出来る。それどころかあの空に浮かぶ月にだって行ったというではないか。これが「令和」か……」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あ：「そんなに凄いの？　あてぃしには生まれてから当たり前だったからそんなに驚く事はないんだけどねｗ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三：「一番驚くべきなのはお前達の方だぞ、あくあ。「ぶいちゅうばぁ」……だったか？　「電気のガワ」を纏った存在とか意味が分からんのだが」（困惑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あ：「いや「中のヒト」なんていないからｗ　そこの二人も含めてあてぃし達はこーゆーキャラだからｗ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひ：「おいばかやめろｗ　あくたんキャラとか言わないｗ」（汗）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三：「それに建築物も最近凄い高いのが多いのがな。私の時代には「凌雲閣」（52ｍ）が有名だったが今じゃ近くに「らんどまぁくたわぁ」（296ｍ）なるとんでもなく高いビルディングが建ってるし。以前に再び関東で起きた「震災」でもなんと倒壊しなかったのが驚いたぞ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　み：「「浅草十二階」は結局解体されましたものね。今は格段に建築技術は向上しましたし。因みに今日本で一番高い建築物は墨田区の「スカイツリー」です（634ｍ）」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三：「「東京たわぁ」（333ｍ）の二倍近く！？　私の後輩の「大和」（264ｍ）の二隻半とか意味が分からん！　一体現代はどーなっているのだ！？」（驚愕）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひ：「私からすれば「KANSEN」である三笠さんの存在が驚きなんだけどねｗ　ローラも「プリキュア」になっちゃったし、もう何でもアリだよなー、ウチの国はｗ」（苦笑）

中でも特に驚きを見せたのは「元凶」たるこの少女自身であった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自身の「理解」や「認識」では当然有り得ない、既存の情報からは到底考えられなかった彼女のこの「結論」に他の誰よりも外観の様相以上に内心相当に驚いていた、

彼女という存在から導き出された予想外のその「答え」に皆が皆、一様に驚愕と動揺を隠せなかった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　よもや、よもや彼女ほど「科学」に魅入られたこの魔人がよもや、よもやその様な凡そ有り得ない「答え」を口にするとは、と。