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昭和17年5月~9月にかけて第13軍が行った「浙贛作戦(せ号作戦)」を戦史叢書を元に描いてみました。昭和17年4月、ドゥーリットル空襲を行った米爆撃機の着陸予定地点であった浙江省衢州・玉山・麗水等の飛行場を占領破壊し本土空襲の再発を防ぐという目的の作戦で、作戦距離約400kmという大作戦でしたが、同時期に行われたミッドウェー作戦もあってか全く語られていない作戦です。浙贛作戦は大きく分けて、攻勢開始の5月15日から金華・蘭谿攻略後の5月29日までを「第一期」、5月30日からの衢州攻略戦および廣信方面への追撃戦の6月15日までを「第二期」、占領地区での駐留作戦および各方面への撃滅作戦の8月14日までを「第三期」、8月15日からの反転作戦と飛行場破壊完遂、9月30日の作戦終結までを「第四期」となります。また、第13軍の他に、西(南昌方面)からも第11軍が2個師団をもって攻勢をかけました。第一期作戦は、展開した各部隊のうち特に左翼に重点を置きつつ安華街・長樂・義烏付近の敵有力陣地を突破し、次に重点を右翼に転換し金華・蘭谿東方地区へ追撃、金華付近の敵第10集団軍主力の退避行動に鑑み衢州西方地区への追撃を発動し、第70師団と第15師団は金華・蘭谿を攻略、さらに各部隊は龍游南北の線において兵力を集中、衢州攻略を準備する という状況です。第一期作戦では、敵第10集団軍の第88軍および暫編第9軍に相当な打撃を与えました。しかし蘭谿において、第15師団長酒井直次中将が地雷により戦死するという、帝国陸軍創設以来初めて現職師団長が戦死するといった事態も発生しました。浙贛作戦第一期作戦の記録映像としては、日本ニュース第103号(昭和17年5月27日)があります。 ちなみに、作戦名の「浙」とは浙江省、「贛」は江西省のことです。【訂正】暫編師-ND→暫編師-TD

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