「遅いぞ。社長」クライアス社のボス、ジョージの相談役で、トラウーマ以来2年ぶりとなる「シルクハットを被った敵」、名前の由来が「トラウマ」の悪役である。代わりはいくらでもいるからww戦闘の際はビックリドッキリメカでオシマイダーを強化する。はいそこ、ヤッターマンのパロディと言わない！時間を止める機械を作り上げ、プリキュアがいるあらゆる世界の時を止め、未来を無くそうと動き出し、トゲパワワでプリキュア達を圧倒するが、異世界から駆けつけたオールスターズが集結し、さらに様々な想いの力によって敗北する。改心してからは上述とは一転して憎めないキャラとなりつつある。そして47話では、かつての元社員と共にプリキュア達と共闘する。

「ハリーはクライアス社の社員だったのさ！」クライアス社の少年社員。本気を出すと恐ろしい力を発揮していたため、クライアス社に幽閉されていたが、後に釈放。ハリーとは旧知の仲で、ハリーがクライアス社を裏切ってプリキュア側に寝返ったため、彼女達と決別させようと企んでいる。その正体はハリハリ族の一種で、ハクビシンに似せた妖精。故郷を失った事でリストル、ハリーと共にクライアス社に捕らわれた。そして47話。リストルと共にプリキュアや元幹部に襲い掛かるが、憎しみの鎖を断ち切ったリストルの真剣な謝罪を聞き、プリキュアに浄化された事で改心する。

「仲間じゃ…なかったの(怒)!?」「ウエスターとサウラーの事を(怒)！」「仲間をそんな風に言うなんて許さない(怒)！」47話より。ノーザとの戦いに苦戦する中、ベリーとパッションと合流したピーチとパイン。2人からウエスターとサウラーはデリートホールに飲み込まれたと言う話を聞く。ウエスターとサウラーを用済みにしたと言うノーザの発言に、プリキュアは怒りの姿勢を見せる。尚、今回のように「敵対関係でありながらも、敵が敵を潰す光景を目の当たりにして激怒する」ケースは、後の「スイートプリキュア」「HUGっと！プリキュア」にも見られていく。

「稟議、承認！」クライアス社の社長秘書。喋り方こそは丁寧だが、度重なる失敗を繰り返す社員に対して厳しく、報告を怠ったチャラリートに罰を与えたことも。声優はコジロウでお馴染みの三木眞一郎。因みにムサシ役の林原めぐみは、6年前の映画に登場したらぁらそっくりのダークヒロインを演じている。その正体はハリーと同じく未来の世界に住む妖精であり、ハリハリ族の仲間でもあった。その為、ハリーを知っている描写もあり、ビシンに対して温情的な一面も見られた。ところがそんなある日、彼らが住んでいたハリハリ地区は火事で壊滅。生き延びたハリー、リストル、ビシンはクライアス社に捕まってしまう。そして47話。どんな過去があってもやり直せると、自分がそうだったと語るハリーの「一緒にまたやり直そう」という言葉にリストルのかつての家族との思い出が蘇り、それまで見せなかった泣き顔を見せた。心を完全に取り戻したリストルは、自分が本当に求めていたものにようやく気づいた。